運搬:ニャチャン・ベトナム

 

 

ここでは物や動物の種類を述べるときの冠詞について考えていきましょう。

 

一般名詞としての物や動物

基本的な考え方は一般名詞と同じです。不定冠詞の a は、単数名詞に付けることで、多くの中の任意の一つであることを示します。

▸ I have a cat.

 私はネコを飼っています(どのネコかは特定されてない)

 

▸ I use a computer everyday

 私は毎日コンピュータを使ってます(どのPCかは特定されてない)

定冠詞の the は、ある特定されたものに対してつけます。複数形の場合にも同様で、ある特定された集団を表します。

▸ I have the cat.

 私はそのネコを飼っています(具体的にどのネコか特定されている)

 

▸ I use the computer everyday.

 私は毎日そのコンピュータを使ってます(具体的にどのPCか特定されている)

 

 

The cats are great companions.

 そのネコ達は最良の友達です (具体的なネコの集団が特定されている)

 

総称表現としての物や動物

総称表現というのは、犬や猫など、一匹一匹の話をするのではなく、種類全体について話す場合の表現です。

 

総称表現は、不定冠詞(単数)、定冠詞(単数)、または、無冠詞(複数形)をとります。これらのどれを取るかは文脈に依存します。

 

ここでは代表的な例文を上げていきます。

 

犬やネコなどの一般的な性質を述べるような場合には、複数形、無冠詞で表現します。

Dogs are known as man's best friend.

 犬は人類の最良の友達として知られています

 

Cats are liquid.

 ネコは液体である

 

ワインやビールなどの不可算名詞の場合にも、その種類について話すときには冠詞は付けません。

▸ I like beer better than wine.

 私はワインよりビールが好きです

コンピューターというのは世界中に無数存在しています。「コンピュータの発明」という事象は、全てのコンピュータの共通的な存在といえます。このような場合には定冠詞の the を使います。

The computer was invented by Charles Babbage

 コンピュータはチャールズ・バベッジによって発明された

 

 

 

写真について:

ベトナム・ニャチャンの町中に架かる橋。労働者が大きな鉄フレームを台車自転車で力強く運んでいました。