京劇:北京(中国)

 

「動詞 to 不定詞」構文の受動態を作るとき、2つの動詞のどちらを受動態にすればよいか、頭がこんがらがるときはないでしょうか。ここでは、そのようなことが起きそうな、“need to be done” 「~される必要がある」という表現についてまとめています。

 

“need to be done” は、なにか行動が必要な場合に使える構文で、「~される必要がある(する必要がある)」という意味となります。

▸ The car needs to be repaired.

 その車は修理する必要がある

この例文の主語である「車」は無生物です。そのため、自分の意思で「必要です」とは言わないので、「必要とされている」”be needed”と受動態としたくなりますが、その必要はありません。

 

“need” を受動態 “be needed” として、「修理が必要とされている」としても文法的には可能です。ただし、ただ単に「修理が必要です」と述べる場合には、”need to be repair”の方使うのが一般的です。

▸ The car is needed to be repaired.

 その車は修理が必要とされている

 

 

次の例文の場合も、一般的に「何かしなければいけない事柄」を聞くときには、 ”need to be done”の構文を使います。この場合には、その事柄を行うのは「誰か」というのはあまり意識されていません。

一方で、“is needed” も使う場合もあります。何かを完成するために「必要とされているもの」、また、それを行う人  “by someone” が意識されている場合に使われることがあります。

▸ What needs to be done?

 何をする必要がありますか

 

▸ What is needed to be done?

 なにをすることが必要とされていますか

 

 

need to be done の作り方

次の文を受動態にしてみます。 まず、car を主語にします。 car は、to 不定詞の目的語であったので、この部分を受動態にします。

▸ I need to repair the car.

 私はその車を修理する必要があります

 

▸ The car needs to be repaired.

 その車は修理される必要がある

 

受動態にしたときの主語が、need の目的語であった場合には、need の部分を受動態にします。

▸ I need every effort to solve the problem

 私は、その問題を解決するために、あらゆる努力をする必要がある

 

▸ Every effort is needed to solve the problem

 その問題を解決するために、あらゆる努力が必要とされます

 

 

need to be done を使った例文

▸ Additional work will need to be done.

 追加の仕事がされる必要がある

 

▸ Actions need to be done.

 行動がなされる必要がある

 

▸ He needs to be hospitalized.

 彼は入院する必要がある

 

▸ The leader needs to be removed.

 そのリーダーは排除される必要がある