駿河屋: 成田・千葉

 

味のような感覚を言葉で表現するのは、日本語でも難しいことです。テレビの食レポでも、味に関する語彙を駆使して表現したり、味をなにかに例えたりしますが、結局は、「美味しい!」が王道になっているような気がします。

 

しかし、それだけでは、寂しいので味に関する言葉の幅を広げていきましょう。

 

strong

「味が濃い」の典型的、一般的な表現は、strong です。ある味が際立って強く感じる場合に使います。

▸ The source has a strong flavor.
 そのソースは味が濃い

 

▸ The ginger tastes strong and spicy.
 その生姜は濃く刺激的な風味がする

 

▸ It has a pretty strong taste.

 結構味が濃いと思いましたけど

 

rich

rich もよく使われる表現です。strong に比べてより、味覚がより深く、いろんな風味が複雑に絡み合ったような場合に使います。日本語では「コクがある」、「豊かな風味」などと訳すことができます。

 

多くの場合、肯定的な意味で使われますが、「こってりとした」、「重い食べ物」というニュアンスで使われることもあります。

 

▸ Taiwan beef noodle soup is rich in flavor.  

 台湾牛肉麺のスープは濃厚な味がします

 

▸ The chocolate cake is too rich.
 そのチョコケーキはこってりしている

 

 

thick

thickは、とんこつラーメン、濃厚なソースなど、rich より更に濃いイメージです。

 

▸ The thick pork-bone soup is Kyushu style ramen.

 濃厚なとんこつスープは、九州スタイルのラーメンです

 

▸ Pour thick sauce on Okonomiyaki.

 お好み焼に濃厚なソースをかける

 

▸ Boil down to a thick sauce.

 濃いソースになるまで煮詰めなさい

 

 

intense

味がとても濃く、強烈な場合には、intense を使います。なにかの味が際立って、strong より強い感じです。

 

▸ It's really intense.

 とても濃い味がする

 

▸ Delicious cream cheese ensures an intense taste.

 美味しいクリームチーズで濃厚な味にすることができる

 

 

overpower

なにかの味が勝りすぎて、他の風味を消してしまうような場合には、overpower を使います。

 

▸ Anchovy can overpower the sauce.

 アンチョビがソースの味に勝ってしまいます

 

▸ Banana taste overpower everything.

 バナナの味は、どんなものより強く主張する

 

 

too ~

塩、ハーブ、オイルなどの特定な味が強すぎる場合には、 too ~ で具体的な味を強調します。

 

▸ The beef steak has too much seasoning.

 このステーキは、調味料が効きすぎている

 

▸ The chicken skewers have too much salt.

 この焼鳥は塩辛い

 

▸ The ramen is too greasy.

 このラーメンはとても油っぽい