cause は、「原因となる」という意味の動詞です。主な使い方は、”cause something” と「なにかの原因となる」という表現で使われます。SVOの第3文型の形になっています。

▸ The work causes stress.

 この仕事はストレスの原因となる

 

一方で、cause の後に人が来て、“cause someone trouble/inconvinience” のように、SVOO の第4文型の形になっている場合があります。 この場合には「誰かが原因となる」とはならずに、「誰かの問題(不便)の原因となる」=「~に迷惑をかける」という意味となります。

 

▸ I’m sorry to cause you trouble.

 ご迷惑をかけて申し訳ありません

 

次の例文は、cause someone で文が終わり、「あなたが問題となる」というように一見、見えます。この文章も、SVOOの構文であり、cause you と SVOOの最後のO(目的語)が関係詞代名詞(省略)の先行詞となって文の前にある形となっています。そのため、「あなたに迷惑をかける」という意味になります。

このような表現は、お店などが顧客になにか不便なことをかけるような場合に、定形文としてよく使われます。

 

▸ We apologize for any inconvenience this may cause you.

 不便をおかけすることを、お詫びいたします

 

▸ We apologize for the trouble this would have caused you.

 ご迷惑をかけたかもしれないことを、お詫びいたします