2つのうちいずれか一方という意味を持っている either は、単数形として扱うのでしょうか、それとも、複数形として扱うのでしょうか。

 

either は、2つのうちの1つを選択するので、基本的に単数形となります。either A or B という文中には、名詞は A と B 2つ出て来ますが複数形とはなりません。

 

 

either A or B

“Either A or B” で 「A か B のどちらか一方」という意味となります。どちらか一方だけなので、単数形として受けます。

Either he or she has to go there.

 彼も彼女どちらかが、そこに行かなければならない

 

動詞が be 動詞の場合には、動詞に近い方の名詞に合わせて動詞の型をきめます。

Either you or I am crazy.

 あなたか私のどちらかが、ばかげている

 

ただし、上の例文のような場合には、『either S + V or S + V』のように言うのが一般的です。

Either you are crazy or I am.

 あなたか私のどちらかが、ばかげている

 

 

either A

“Either A”で、「どちらの A でも」という意味になります。A は名詞の単数形となり、それを受ける動詞も単数形として受けます。

Either way is fine.

 どちらの方法でも大丈夫です

 

Either method is valid.

 どちらの方法でも有効です

 

 

either of A

“Either of A”で、「どちらの A でも」という意味になります。A は名詞の複数となり、それを受ける動詞は単数形として受けます。

Either of the days is fine for me.

 どちらの日でも私は大丈夫です

 

Either of the men is guilty

 どちらかの男が有罪だ