【文法】Halfは単数か複数か ~ Half is true ~

Dayton Air Show：Vandalia, OH USA

『half of 名詞』と『half + 名詞』の単数、複数

半分の量を表す表現として、『half of 名詞』と『half + 名詞』があります。前者の half は名詞で、後者は形容詞として機能しています。このように half を使うときには、通常無冠詞とします。また、単数形、複数形として扱うかは、通例 half が示している名詞によって決まります。これは分数を表すときの考え方と同じです。

▸ More than half of all cars sold in Norway are electric.

　ノルウェーで販売された車の半分以上は、電気自動車です

▸ Half the homework was completed.

　宿題の半分は終わった

half の量を表している名詞が、集合名詞の場合、その集合名詞が単数を意識しているのか、複数を意識しているのかで、単数、複数がきまります。どちらなのかは、基本、話し手の意図によります。

▸ Half the staff is on duty while the other half is off.

　住民の半分は生活が苦しい

▸ Half the staff are Japanese.

　住民の半分は生活が苦しい

『half』の単数、複数

half の対象とする物の名詞が、同じ文章内にない場合があります。このような場合には、その前の文章や文脈から判断し、その示すものが単数か複数かで、それを受ける動詞の型が決まります。

▸ More than half were rejected.