Wright B Flyer Aircraft Museum: Miamisburg, OH USA
「朝」”morning”、「夜」”night”、「夜明け」”dawn”など、時を表す言葉がたくさんあります。ここでは、これらの言葉と共に使われる前置詞について考えてみましょう。
「正午」など時間を点として捉える場合、または、短い時間と考えられる場合には、前置詞として “at ~ ” が用いられます。このときに冠詞はつけません。例えば、”at dawn”「夜明け」は太陽が登ってくる短い時間帯を表しているため、前置詞 “at” を使います。 “at” は、点として捉えられる狭い場所・時間を表す前置詞なので、そのイメージに合うと思います。
at dawn
at noon
at dusk
at night
at midnight
at sunrise
at sunset
「朝」など、時間を幅のある期間として捉えている場合には、 “in the ~ ” が用いられます。このとき、時間帯を意識して、朝はこの期間、昼はこの期間と区別・限定することから定冠詞がつきます。
in the morning
in the afternoon
in the evening
「午前に」、「午後に」というときには、in the morning、 in the afternoon を慣用的に使います。しかし「夜」は、日が暮れてから、次の朝までの時間帯を指しますが、 慣用的に“at night” というのが一般的です。夜は、ほとんどの時間寝ている時間であり、幅のある時間というよりは、短い時間として捉えられていたから、at を使うようになったというのが定説です。
一方で、英語がいつもややこしくなる原因ですが、なにか特別なことなどがあった夜など、幅のある時間としてい捉える場合には、”at night”でなく、”in the night” とすることもあります。 “I was awake in the night.”
▸ Each morning the players wake up at dawn.
毎朝、選手たちは夜明に起床します
▸ Red sky at night, shepherds' delight.
Red sky at morning, shepherds take warning.
夕焼けは羊飼いの喜び、朝焼けは羊飼いの警報
▸ I watch TV in the evening.
夕方(の時間帯)テレビを見ます
写真について
アメリカ・オハイオ州にあるライト・フライヤー・モデルB 博物館。ライト兄弟が設計した Wright "B" Flyer のレプリカを展示しています。博物館の裏は飛行場となっていて、そこで Wright B のフライトを見ることができます。博物館のスポンサーになると、助手席にのせてもらって、飛行体験ができます。
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