Maker's Mark Distillery: Loretto, Kentukey
ここでは、not until の表現について考えてみましょう。
until は「~まで」という意味で、それを否定する not がついているので、「~まで~しない」という意味となります。なにかがある時点の前までに起こらないことを強調する表現です。
▸ He didn’t return my CD until yesterday.
彼は昨日まで本を返さなかった
わざわざ not until と言わずに、ストレートに表現しても内容は伝わります。
▸ He retuned my CD yesterday.
彼は昨日CDを返しました
これを not until を使った表現にすることで、状態が変化するまでの時間の長さ(やっと~した、時間がある、など)を強調します。
「~まで~しない」ということを逆に考えて、「初めて~した」と訳すこともできます。どちらの訳がいいのかは、文脈によります。
▸ I did not realize it until now.
私は今初めてそれに気づいた
not until を使って強調構文を作ることで、ある状態に変化した「時間/行動」をさらに強調することができます。
"It was not until + 時間/行動” という構文で、その時になって「初めて」または「やっと」状態が変化したことを強調した表現を作ることができます。
▸ It was not until midnight that the trouble was solved.
夜中まで、問題は解決しなかった
”Not until + 時間/行動”を文頭に持ってきても、同じ表現ができます。この時、後に続く主語+動詞の語順は逆(倒置)になります。
▸ Not until midnight was the trouble solved.
夜中まで、問題は解決しなかった
▸ Not until the police came did she stop screaming.
警察が来て初めて、彼女は叫ぶのを止めた
not until を使った例文を紹介します。
▸ She didn’t come home until ten.
彼女は10時まで帰宅しなかった
▸ The target completion date of the project isn’t until 2019.
2019年まで、プロジェクト完了予定日とならない
▸ The dead line isn’t until next month.
期限は来月まである(来月まで期限は来ない)
「not until」を使うことで、ある状態に変化した「時間/行動」を強調することができます。さらに強調構文にすることで、その部分をさらにハイライトした表現となります。
写真について
アメリカ、ケンタッキー州にある Maker's Mark の蒸留所です。ケンタッキー州はバーボンの生産地で有名で、日本でもおなじみの、この Maker's Mark, Wilde Turkey, Jim Beam など醸造所があります。Maker's Mark の醸造所での見学の最後にバーボンを買うと、Maker's Markのシンボルでもある、あの赤い封蝋体験ができます。自分でボトルの先端を赤い蝋の中につけ回しながら引き上げあると、自分だけの封蝋の出来上がりです。
バーボンはライ麦から作るのが主流ですが、Maker's Markは冬小麦から作っています。そのため、とても柔らかい口当たりと香ばしい香りがするため、飲みやすいので、私のお気に入りのお酒の一つです。
● お勧め参考書
スピーキングを強化したいあなたにお勧めな参考書
日本を旅するブログ
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)