‘to’ には、不定詞の to なのか、前置詞の to なのか紛らわしいものがあります。どちらであるかは、慣用表現かどうか、もしくは、文の意味から判断することができます。
不定詞の to が来るとその後ろは原形動詞が続きます。前置詞として to が使われている場合は、名詞、または、動名詞が来ます。
be used to
慣れている’be used to’という慣用句には、前置詞の’to’が使われています。
I am used to being alone.
私はひとりでいることに慣れている
次の例の ’use’は受動態なので、 to は不定詞なので動詞の原形が続きます。
The donation is used to pay for childcare.
この寄付金は、子供の保護のために使われます
be subject to
It is subject to a shareholder vote.
株主決議を受ける必要がある
Sincerity always is subject to proof.
誠実さは、常に証明されるべきものです
このproof は、動詞ではなく、名詞で「証明（するもの）」という意味です。
be accustomed to
I am accustomed to getting up early.
朝早く起きるのには慣れている
I get accustomed to using the new tool.
その新しい道具を使うのに慣れる
be closed to
The team is close to completing a project.
チームはあと少しでプロジェクトを終わります
be advantage to
There is one advantage to eliminating the gadget.
その道具を取り除くことに 一つ利点がある
be prone to
The new device is prone to breakage.
新しい機器は壊れやすい
be open to
We are open to having a discussion.
我々は議論することを受け入れます
We’re quite open to having different characteristics in America.
アメリカでは違った性格の人をよく受け入れます
look forward to
I am looking forward to meeting you.
あなたにあえることを楽しみにしています
commit to
The company is committed to developing innovation and growth.
会社はイノベーションと成長の発展に全力で取り組んでいます
tear to
The wind torn the mast to shreds.
風がマストをズタズタに裂いた
listen to
He is listening to playing in the background.
彼はバックグラウンドの演奏を聞いている
dance to
The girl is dancing to music.
女の子が音楽に合わせて踊っている
turn to
「～に変わる」の to は、前置詞となります。
The focus of the operation turned to delivering food.
作業の焦点は、食料を届けることに変わった
次の例の to は不定詞なので、動詞の原形が続きます
She turned to deliver a speech.
彼女はスピーチをするために振り返った
admit to
It's hard to admit to being wrong.
過ちを認めるのは難しい
