漫画『アンダーカレント』を読了。

久しぶりに最後まで
台詞・コマ割り・構成・物語に
引き込まれ、
映画一本よりなお深い、
漫画体験を送る事ができました。
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夫が突然失踪し、
家業の銭湯も手につかず、
途方に暮れる主人公かなえ。
やがて銭湯を再開した彼女を、
目立たず語らずひっそりと
支える男が現れるが…
失踪した夫の理由とは?
謎の男の正体とは?
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人生とは、
悲喜交々(ひきこもごも)。
他人からすると何気なく見える
日常の裏には実は様々な
問題や過去を抱えて
人は生きているのです。
既に多くの方々が
語られているように
この作品にはまるで
良質の映画を見た後のような、
至福の読後感が約束されています。
銭湯の水面に主人公かなえが漂う
装丁を見ていたら、ふと
ジャズの名盤『undercurrent』
のジャケットを思い出しました。
ラストは、
安易な相互理解には向かわずに
一条の光がさすような
希望をみせつつ
ひっそりと幕が閉じられます。
機会があれば是非。
静かな時間と至福の満足感を。
