⑧2番目の女
会えるなんて夢みたいって書いてた日
初めて彼の家に行った日だった。
夜中の12時半。
やっぱり会えるのは夜です。
母はぶちギレ。そらそうでしょう。
こっそり彼の家族に気付かれないように
そ~っと2階の彼の部屋に。
今もはっきりと覚えてる間取りまで。
添い寝してCD借りて
朝の5時半には家を追い出された。
親が起きるからと。
もうすぐ冬になる頃の朝は寒い。
バス停で朝イチのバスを待った。
かわいそうな子。
そんな扱いをされても幸せを噛み締めていた。
今も彼女と続いているのか、
私をどう思っているのか何一つ聞けず。
指輪してなかったのも。
でも暖かい布団の中手をつなぎ
軽くキスをするそれだけで
会えない何日間を過ごせた。
暖か〜い腕の中にいられたことだけは
ほんとのことだったから。
後に電話でどういうつもりだったのか
聞いてみると私は友達だと。
でも女の子を家に入れるのは初めてだったと。
後半の言葉で十分また幸せな気持ちになれた。
しみじみ思う。
どんだけ好きやねん。