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【ブログ】オーボエの池田逸雄です

セントラル愛知交響楽団の池田逸雄です。
オーボエとイングリッシュホルンを担当しています。

セントラル愛知交響楽団では最年長です。若手の楽団員とは親子くらいの年の差がありますが、めげずに頑張っています。


オーケストラは、いずれ劣らぬ個性的な数十人のプレイヤーによるチームプレイです。
プレイヤー個々の、演奏現場での『価値観』については、かなりの違いがあるように感じます。


★良い演奏とはどのような演奏であるのか?
★良い演奏をするために為すべき事は何か?

と言う問いに対し、プレイヤーから聞く意見は方法論が多いですが、表現すべき中身でなく、ほとんどがテクニック論に思えます。
次いで芸術論ですが、前例に倣った意見が多いと思えます。

何事も『型にはまった』物はつまらないですが、オーケストラの現場もそのように思えてなりません。私はそれに違和感を覚えます。風景のように何時も新鮮である事であるのが、何人にとっても自然ではないでしょうか?

★前例に関わらず、自分が良しとする!
★聴き手が良しとする!

以上二点を活かしながら、かつ多人数のアンサンブルとして成功するためにはどうしたら良いか?を考えると、

★プレイヤー皆が同じ方向性を持つこと
★個にとらわれ過ぎずに、全体としての価値観を持つこと

が、オーケストラと言うアンサンブルで演奏する上で大切な『基礎教養』だと私は思います。

年長者としては、このような考え方を若手の皆さんに伝えたい!と思っていますが、なかなか上手くは伝えられずに、もどかしい思いをしております。

これを書いている時に、落語家の立川談志さんの訃報が放送され、その中で

★客があってはじめて落語家がある。

との談志さんの言葉が身に染みました。このような考え方は他にもいろんな方々が述べていますが、職業音楽家としても忘れてはならない態度だと思います。