全ての人々に美と芸術を・・・
前回のつづき
アール・ヌーヴォーの芸術家達のめざしたものは、権力者たちに独占されていた芸術を全ての人々に開放することを目指し、芸術に触れる機会の無かった労働者階級の人々が『美』に触れ、考える機会を創出していきました。社会的立場の低い人々の地位向上を訴えていたベルギーの進歩的な左派政党『Ouvrier Belgekal』も積極的に芸術家らと組み、労働者らの集会所のほか、小学校などの公共の場に多くのアール・ヌーヴォースタイルを取り入れています。つまり全てのアール・ヌーヴォーの作品には、高い理想が込められていたということでしょう。
人間が本来持つあらゆる「美」を捉えながら、アール・ヌーヴォーはベルギーの人々の暮らしに溶け込んでゆく、、、ではそもそもアール・ヌーヴォーはいつどのようにして、ベルギーの人々の前に登場したのだろうか、、、。その黎明期を探るために、少し時をさかのぼりたい、、、
次回につづく
ちよっと贅沢、ちよっとオシャレな宝飾文化のメッセンジャーをめざして・・・