キリストの善良とヨハネの純潔の
象徴となったエメラルドの聖杯
エメラルドは中世に広まったといわれますが、特にキリスト教との結びつきがその要因としてあげられます。中世には、エメラルドには未来を予知させる力があると信じられ、特にキリスト教ではイエスの親切・善良な心の象徴とされていました。今も残るさまざまな聖遺物に、それを見ることが出来ます。
宗教的な多くの伝説も誕生しましたが、中でも、キリストの使ったエメラルドの聖杯は幻の伝説として現在でも語り継がれている代表的ななものです。
伝説によると、キリストが十字架にかけられる前に、弟子たちと過ごした最後の晩餐で使用した杯は見事な色のエメラルドでした。それは、また彼が処刑された時、その血を受けたとされるもので、一個のエメラルドから作られていいました。
キリストの死後、そのエメラルドの杯は小高い山の山頂に祀られ、一団の騎士によって護られていました。若さと純潔を保たせ命を延ばす不思議な力があると言うので大騒ぎになったものの、いつの間にか行方不明。必死の捜索にも関わらず、ようとして行方は掴めずじまいでした。
次回につづく
ちよっと贅沢、ちよっとオシャレな宝飾文化のメッセンジャーをめざして・・・