4月の誕生石「ダイヤモンド」 | ジュエリーブティックセントラル

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            抜折羅伝説
                             (バサラ)
                                                     前回のつづき
 宝石をはじめ多くの宝物が乳状の中から誕生しましたが、美しいラクシュミー女神も甘露液から誕生しました。彼女は、ヴィシュヌ神と夫婦になります。ちなみにラクシュミーは、「吉祥天」と漢訳され日本にも伝来、仏教では毘沙門天の妻となっています。
 
 『マハーバーラタ』に出てくる宝石の代表は、栄光不滅の抜折羅石です。同族同士が争うことの無常観を抱いた王子アルジュナが、戦車の御者に変身してクリシュナ(実はヴィシュヌ神の化身)にその胸の内を打ち明けると、御者は、その本身であるヴィシュヌ神による加護をアドバイスして、ヴシュヌこそ絶対・不滅・全能の神であることを悟らせます。
 
 この御者の教えにより悟りを得た王子は勇敢に戦い、終に勝利をおさめます。彼を勝利に導いた一英雄がお守りにしていたのが、無色透明の石の塊でした。古代には宝石のカット技術は未熟で、宝飾としてよりお守り的要素の方が強かったことを彷彿とさせます。
 
 かくて2000年の時は流れ、17世紀。舞台は神々の世界から人間の世界に移り、インドはムガール王朝時代。旅行家タベニエルがムガール王宮を訪れます。その折、王に見せてもらった宝石の数々。その中にひときわ大きな8ミシュケル(約187カラット)のダイヤがありました。それはタベルニエが見たこともない目映い逸品でした。ムガール朝の創始者バーブルが書いた自伝に、『マハーバーラタ』に登場する王族が所持していたという記述があることから、かのヴィシュヌ神の加護で勝利した王子の話に登場した守護石では?と推測されますが(19世紀にヴィクトリア女王の命を受けて、その調査に乗り出した英国の宝石研究家ストリーターが間違いないという見解を記述)、真偽のほどはともあれ、かくて神話の宝石が、数千年の時を経て人間の世界に目を覚まし、燦然と輝きを放ち始めたのです。それも、こののち世界で最大のロマンを生むダイヤモンド「コ・イ・ヌール」として・・・。
 
 
  ちよっと贅沢、ちよっとオシャレな宝飾文化のメッセンジャーをめざして・・・
 
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   (星の砂・ブランド扱って約30年、ブライダルリングが昨年デザインを一新、お楽しみに!)