血玉髄伝説
●キリストの血から生まれた献身の石
ブラッドストーンのことを別名「ヘリオトロープ」ともいいます。古い呼び名でプリニウス(一世紀)の時代からすでに多くの書物に登場しているのです。
中世の伝説にはキリストが十字架に架けられた時に、その血が偶然、足元の緑の石にかかり、キリストが蘇り昇天した後に、血が点々とした石はブラットストーンになっていたと言われるものがあります。
ギリシャ神話にも同じ名の「ヘリオトロープ」という植物の話があり、花言葉は、宝石と同じ「献身」です。
この植物と鉱物のヘリオトロープはセットでよく登場します。石のヘリオトロープと植物のヘリオトロープの汁で体を擦ると他人には自分の姿が見えなくなる(レオナルドゥス『宝石の鏡』)などです。植物のヘリオトロープの起源は、ギリシャ神話によると、
清純なクリティの恋人は太陽神ヘリオスでした。ヘリオスはアポロンの命令で太陽の車を操る御者ですが、ある時、心変わりをして、とうとう戻っては来ませんでした。クリティは太陽が駆け抜ける大空を見上げるばかりでした。悲しみと絶望のあまり空を仰いだまま息絶えたクリティは、紫色のヘリオトロープになってしまいました。
ヘリオトロープはギリシャ語で「太陽の方を向くもの」の意味です。この話はヘリオスがアポロンに変化して、アポロンとクリティの「ひまわり伝説」に変化したものが一般的に知られています。クリティの花伝説も、キリストの血石伝説も、地上の絶命を天上につなぎ空を仰いだというイメージが共通点といえます。命と引き換えに誕生したヘリオトロープだから、花言葉も宝石言葉も共に「献身」なのだと、妙に納得できませんか、、、
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