自殺志願者は
自殺者の希望だ
似た苦しみを前に 首に縄をかける君
君を泣かせたのは君だ 先に泣いたのは僕だ
君の手を止めたのは君だ 君は本当に優しい人だ
僕の頼みを 受け取ってくれたんだろ?
僕が負かされた その苦しみと闘えるのは
君しかいない
そんな君が
眩しくないはずがない
自殺未遂者は
自殺者の希望だ
また苦しみを背に しぶしぶ引き返した君
君の後ろにいていいかな? そしたら僕も進める
君がまた死にたくなった 君は本当に優しい人だ
僕の存在を感じ取ってくれたんだろ?
僕は間違った
この間違いを活かせるのは 君しかいない
どうか君が
死にたかった分だけ
生きる喜びを
自殺志願者が
自殺者の勇気に
生存志望者へ
自殺者は手を振る
君から教えてもらった
僕も もう一度…
陽の当たることのない深い森
“ 現れる骸骨を恐れてはいけない 七体から方角をもらえ ”
一体目が指差す方角に 二体目を探す
暗く霧深い森を進む
七体目は喋れるようで
「 こりゃ驚いた… 」 と呟いた
それだけ言うと口を塞ぎ 後ろを指差す
“ 仮眠場(ナップ・シェルター) ”と呼ばれる、“ 死者の眠っていない墓場 ”
目的の名前 ―ゼウス― を探す
“ アルフレド・ゼウス ”の墓石を蹴り倒す
黒いフクロウの警報が鳴る
現れた階段を降りていく
シェルターのベッドで眠る男の枕元へ
銃の遊底(スライド)を引く
その音で ゼウスが目を醒ます
「 あぁ… 懐かしい音だ… 」
「 武器商ゼウス
私は ロキ・スキュータ
貴方の武器を買い上げたい 」