お医者さんになりたい夢を抱きながらも
家族の為に休む間もなく働かされる少女の
雇い主が テレビの前で パイプをふかして
「 人生は思い通りになる 」
と 言った
彼と同じ人が増えた頃
町で戦争が始まった
傷ついた町の人を
あの少女が癒やしていた
お医者さんになりたい夢を抱きながらも
家族の為に休む間もなく働かされる少女の
雇い主が テレビの前で パイプをふかして
「 人生は思い通りになる 」
と 言った
彼と同じ人が増えた頃
町で戦争が始まった
傷ついた町の人を
あの少女が癒やしていた
心に闇のようにかかっていた希死念慮が
明けたと思ったが
外は夜で
明日の朝に共に目覚めて
僕に 「 死ねよ 」 と云う
そんな現の幽霊に 僕は逐われる
蓄えた怨念に 肝が冷える
僕の形をしている 人の目にも映る幽霊
それがおぞましい
僕が殺した僕の幽鬼
頭にモヤのようにかかっていた希死念慮が
晴れたと思ったが
外は曇り
人の中に潜り込んで
僕に 「 死ねよ 」 と云う
そんな真昼の幽霊に 僕は怯える
すれ違う冷たさに 肝が冷える
人の形をしている 僕の目にも映る幽霊
僕は恨めしい
人が殺した僕の幽鬼
怯えるってのは とにかく疲れるんだ
答えの出ない思考は 決まってネガティブで
僕から力を奪っていく
心の中で独り
心の傷とそっくりな傷で 自分を傷つけたくなる
傷が疼く度に 顔が歪む
“疑心”が この心なら
“暗鬼”とは 僕のことだろう
鏡を見ると
ショックなくらいに みすぼらしい
まさに暗鬼
緊張ってのは 本番より疲れるんだ
不安の中の思考は 決まってネガティブで
足から力が消え去っていく
心の中で独り
心の敵にそっくりな顔で 自分を傷つけてしまう
傷が疼く度に 頭が歪む
“疑心”が この心なら
“暗鬼”とは 僕のことだろう
伏し目がちで
周囲に発する 負のオーラ
まさに暗鬼
無能の餓鬼
災厄の悪鬼
“人”なんて 信じない