開票が進むアメリカ中間選挙は、下院で野党・共和党が過半数を奪還する見通しだが、与党・民主党が当初の予想よりも善戦している。

 アメリカABCテレビによると、現時点の獲得議席は、下院は民主党が194、共和党は211となっている。

 下院は事前の予測通り、共和党が勢いを見せているが、与党・民主党が当初の予想よりも善戦している。

 一方の上院は、民主党が48、共和党も48議席と拮抗(きっこう)していて、残り4つの州の結果が勝敗を決めることになる。

 このうちジョージア州では、候補者が過半数の得票に至らず、12月6日の決選投票に持ち越されることになった。

 今回の選挙は、バイデン大統領支持率が低迷する中で、議席の減少を最小限に抑えられるかが焦点の一つ。

 上下両院で過半数を失えば苦しい政権運営に追い込まれる。