ウクライナ南東部マリウポリで10日、空爆で破壊された通りを自転車を押して歩く男性=AP

 ロシアのショイグ国防相は11日の国家安全保障会議で、「志願兵」としてウクライナ東部に行くことを希望する外国人が1万6千人以上いることを明らかにした。インタファクス通信が伝えた。ショイグ氏は、彼らがボランティアだとし、「大半が中東からで、過激派組織『イスラム国』(IS)と戦った兵士も多い」と話した。

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 また、ウクライナ東部の親ロシア派勢力に対し、ウクライナ軍との戦闘で獲得した携帯型地対空ミサイルなどを供与するとした。

  プーチン大統領は「金銭目的でなく、ボランティアなら、彼らが戦闘地域に行くのを助けなければならない」と話した。

  ロシアは2月24日にウクライナ侵攻を始めた。ウクライナ側と激しい戦闘になっており、戦力の補充を急ぐ必要があるとみられる。