大手不動産企業の資産

2019年1月時点  土地保有額

1位 住友不動産  2兆4642億円

2位 JR東海   2兆3546億円

3位 三菱地所   2兆632億円

4位 三井不動産  2兆382億円

5位 JR東日本  2兆207億円 

以下、日本郵政、トヨタ自動車、NTT、阪急阪神HD、イオンとなっています。

 

2023年9月時点 土地保有額    株式時価総額

1位 住友不動産  3兆574億   2兆6736億円

2位 JR東海   2兆3678億円  3兆8678億円

3位 三菱地所   2兆3355億円 3兆6351億円

4位 JR東日本  2兆1859億円 3兆2892億円

5位 三井不動産  2兆1707億円   4兆5630億円

 

となっております。

JR2社に関しては不動産業ではないので土地売却の一過性はあっても予想できないので選択からはずします。

 

個人的予想として、今後日本でもインフレがくるとすれば、資産価値が上がるのは土地です。

その上にある建物は劣化もしますし、人件費やら材料費高で建設費も上昇します。

東京の有望地はもはや見つかりにくい状況でしょう。

今までのデフレ時代なら不動産業もキャッシュ比率の高さが有利でしたが、インフレ時代だと土地保有こそが有利になると考えています。

デメリットは金利上昇です。負債がかなり大きい事業なので金利の影響を受けやすいです。

ただ日本は今後数年でも国債金利が0.5%上昇ぐらいまでと考えているので、それほど大きな影響は受けないと思います。

 

大手3社の考察

住友不動産は高級マンションの賃貸・販売に力をいれているので利益率は高いです。

ただ他2社よりも有利子負債比率も高いので不動産価格が大きく下落すると影響も一番受けそうです。

三井不動産は全国の地方にアウトレットモールの建設に力を入れているので物価高での購買低下の影響を大きくうけそうです。

三菱地所は丸の内のオフィスに力を入れているのでオフィス需要が大きく影響しそうです。

 

  売上 営業利益 経常利益 純利益
三菱地所 1兆4690億円 2670億円 2320億円 1660億円
三井不動産 2兆3000億円 3350億円 2650億円 2200億円
住友不動産 9700億円 2550億円 2500億円 1750億円
 
結論として強気の経営をしている住友不動産が今後業績的に利益を伸ばす可能性が高いと予想
株価的には土地保有額が時価総額より低くなっている住友不動産の株が有望と考えました。
 
ざっくりと土地保有額の資産+10%まで株価が上がると想定。
現在、三菱地所と三井不動産のPERが21倍台で住友不動産のPERが15.8倍。
住友不動産のPERも21倍になってもいいと考えます。
 
以上から住友不動産の今後数年での株価予想は
現在 5800円付近
土地保有額ベースだと7300円
PERベースだと7700円
7300~7700円ぐらいまで上昇してもおかしくないのではないかと想定しています。