先週の記載で日経平均が3月ぐらいから再上昇する予想を記載しましたが、当たりすぎて気持ち悪いです。
まさか3月1日から上がるとは!という感じです。
3月の日経平均を予想
まずここ半年ぐらいの日経平均の推移ですが、月初めまで下落、月半ばまで上昇、月半ばから月末まで下落の傾向が強いです。
理由としてはSQ値での先物やオプション取引でSQ日に向けて株価つり上げをしているからです。
SQ値は日本は第2金曜日、米国は第3金曜日になります。
今年3月の日本SQは3月8日でしかもメジャーSQです。
4月は4月12日です。
ここから予想ですがSQ前日の3月7日までは日経平均は堅調と想定。
場合によっては日経平均42000円狙ってくるかもと考えています。
下がるとすれば8日以降になると想定。
さすがに今年に入ってからの上昇は急ピッチなので月末4万ぐらいまで下落もありえると考えています。
現在の地合いはかなり上昇圧が強いので、かなりの外部要因がなければ、しばらくは4万円維持できるんじゃないかなーと考えています。
やはり、日経平均が下がり出すとすれば円高、エヌビディアを中心としたSOX指数の下落だと思います。
後は原油の大幅高でしょうけど、これは今のところ考えにくいと思います。
エヌビディアの今後の株価予想
まず適正PERをどれぐらいに設定するかですが、個人的には今の規模なら20~30倍ぐらいが適正と考えます。
2月21日に発表した通期決算だと
EPSは12.05ドルなので現在の株価810~820ドルでPER68倍ほどになります。
これだけなら明らかに割高ですが、最近の4Q四半期はEPS4.93ドルなので単純に4倍でも19.72ドルになります。
これだとPER41~42倍になります。
最近の状況だと需要に供給が追い付いていないのは明らかですが、エヌビディアは工場を持たないファブレス企業なのでファウンドリー先のTSMCが新工場を作って生産していかないと供給を増やせません。
熊本でのTSMCを見てもわかりますが、第一工場が着工から2年かかって最近稼働し始めました。
第一工場と建設予定の第二工場で総投資3兆円、日本政府が1.2兆円の補助金を出すというスケールです。
上記は例えで熊本では最先端半導体は作っていませんが、場所や補助金交渉を含めて増産するのは簡単ではなく、増産にも数年かかる事業です。
TSMCのアメリカ第一工場は24年稼働予定が25年に延期。
第二工場は建設中で稼働はまだ未定となっています。
他にもインテルが最先端半導体工場を22年着工、25年稼働と発表しています。
つまり時期的には25年にはライバルも作り出す可能性もあり、供給不足解消からの価格の大幅下落は想定されます。
今後の上記工場の稼働時期次第ですが、エヌビディアの業績絶好調は24年までの可能性があります。
エヌビディアの25年通期のEPSは22.53ドルの予想となっています。
これだとPER36倍程度になります。
個人的には今年は独占に近い状況が続くと思われるのでEPSの上方修正は来る確率が高いと思います。
結論として想定ですが、今年のEPS25ドルぐらいまで上方修正するとすれば、PER40倍ぐらいまで上昇を考えると年内に1000ドルぐらいまでは十分ありえると思います。
ただ来年の25年以降保持するならば需要と供給の状況をウォッチする必要は感じますね。
インテルの工場が延期した上でTSMCアメリカ工場が稼働とかになれば、1000ドル所じゃなく株価沸騰する可能性もあるかもしれません。
米国株全体でみるとマグニティセントセブンへの資金流入は続いてますし、業績の伸びだけをみればエヌビディアの伸びは断トツなので当面は資金流入が続かざるえないと考えています。
アップルは今後のアイフォンの売れ行きに不安があるし、アマゾンは欧州中心に規制が入ってくる可能性があるし、中国での取引は難しいと思われる。
メタとマイクロソフトがまだ伸びしろに期待がもてる。
アルファベットはメタ、マイクロソフトには劣るが期待が持てる。
テスラはBYDにも抜かれ気味だし米国以外は期待が持てにくい。どんどん値下げして利益率下げて普通の車屋になってると思う。