日経平均 1月末 2月末
36286.71 39910.82
増減 月間%
3624.11 10.0%
   
TOPIX  1月末 2月末
2551.1 2709.42
増減 月間%
158.32 6.2%
   
グロース 1月末 2月末
900.46 956.63
増減 月間%
56.17 6.2%
   
NYダウ   1月末 2月末
38150.3 39087.38
増減 月間%
937.08 2.5%
   
NASDAQ 1月末 2月末
15164.01 16274.94
増減 月間%
1110.93 7.3%
   
S&P500  1月末 2月末
4845.65 5137.08
増減 月間%
291.43 6.0%

 

 

 

 

へたれ発動しました!

今週の売買はルネサスとアドバンテストの保有全売却。

アドバンテストは今期業績が良くないのですがエヌビディア銘柄筆頭による最近の上昇。

アドバンテストを売却して代わりにエヌビディアを買う。

個人的にはアドバンテストのほうが上昇率が高くても納得の売買なのでOK。

 

ルネサスの売却がへたれでした。

元々、三菱電機、日立、NECの半導体事業が合併してできた会社。

日立、NECは今年1月に全売却、三菱電機も2.85%(1100億円規模)の全株を売却でルネサス株が下落したわけですが、よくよく考えると今の自動車産業の好調さを考えると一時的下落なのを考えて保有すべきだったかなと反省です。

金曜の上昇での後悔ならば、タラレバなので愚痴っても仕方ないと考えますが、先日の買収報道からの下落要因と考えると株価2700円は十分狙えると思っていたので失敗でした。

 

 

日経平均4万円近づく。

不景気感での株高

 

なぜ起こっているのか

 

 

 

理由は簡単でコロナ後、儲かって株高を維持している企業(全てではありませんよ)は海外利益率が高い。

ぶっちゃけ日本国内での利益をどんどん伸ばして株高になっている企業は少ない。

日本国内ではパイ(シェア)の取り合いが主。

携帯大手3社+楽天などが典型で市場が大きくなっているわけではなくシェアの取り合いと1契約単価を上げていくことで利益を伸ばすのが基本。

ここからどんどん契約数を伸ばすとなると法人契約を増やすか他者からの契約を取るかになる。

後は細々とした利益の取り方(回線利用料値上げとか、通信網の輸出など)しかなさそう。

NTTはアイオンで革命的なことを起こす可能性はあるが他は難しいのではないかなー。

逆に鉄鋼業とか電力会社とか大幅な投資を控えることで成長より安定を目指すという方法もある。

そうなると株主還元率は上がってくるので長期だとインカムゲイン狙いにはできる。

ただインカムゲインなので配当利回り4%以上とか自社株買い率が高いなど、どこかに区切りをつけておくべきだし、今が買い場かは疑問でもある。

 

話がそれたが、例えばトヨタが日本で400万台生産して、250万台販売しているとして、世界では1000万台を売っている。日本で余る150万台ぐらいは右ハンドルの国(オーストラリア、イギリス、インドネシア、タイなど)に売る。

メインの残りの600万台は北米、駐豪などに売っているわけだが、完全に本丸はこちらで、日本の400万台は雇用維持などを含めて多めに生産している。

そして日本での400万台は長らく増えていないし、それで業績過去最高を出したと言われても直接の社員などの給料にしか影響しない。

日本の自動車産業の従業員数は550万人規模。

これは自動車用の鉄を作る鉄鋼会社の人、それを運ぶ運輸関係の人など直接・関節を含めた人。

推定で家族を含めると1500万人ぐらいになる。

自動車は裾野が広いので影響がでかいが、半導体関連では好調の東京エレクトロンは社員数13000人。

裾野が広くもないので関連の人を含めても3万人程度。

東京エレクトロンの株が上がろうが一般の人々で影響がある人はほとんどいない状態。

 

つまり海外でバンバン売りまくって企業がもうけても直接恩恵をうける社員など以外は関係のない話。

九州でTSMCなど半導体関連の誘致で一部バブルが起こっているが九州以外に住んでる人には関係ない話。

インフレで物価高(日用品の節約、旅行費減額、趣味の費用減らす)など大なり小なり影響を受けている人が多くいる中で、なんだかんだ税金も上がっているので日本国内の景気が良くなるわけはないのです。

 

これは今後も続いていく可能性が高い。

解消するには円高にもっていくのがてっとり早いが、政府が円高にする気がないのでなりようがない。

(財務省の発言しているは急速な円安はダメだ。つまり毎年1割ぐらいまでなら円安を許容する可能性がある)

 

 

↓24年3月1日時点での日本上場の時価総額ランキング

 

 

上図で海外での売上がなさそうなのはNTTぐらい。

NTTは87年上場時の公募が110万円で1カ月の天井が319万円。

そこから分割して株価がわかりにくいですが、分割なしの計算だと現在200万円付近の株価になっています。

大きくはDOCOMOの資産価値で、それでも上場時の公募を上回るのが2017年で30年かかっています。

 

 

今後円安がゆるやかにすすみインフレもゆるやかにすすみ、物価高になったその後を株式市場を展望

 

苦境になりそうな筆頭と思われるのが100円ショップ。

価格を細かく変えにくいので内容量を減らす作戦をしているが、遠くないうちに限界がくる。

価格を上げるしかないのだが刻んであげるのが難しいので量1.5倍にして200円とか2個で300円とかにするだろう。

ただそれで売上高に落ちないとは思えにくい。

100均高くなったよねーって女性層のイメージが定着すると客の数が減るというより購入額が減る可能性を感じる。

 

旅行業界は円安で海外旅行に行きにくくなった日本人は国内旅行をするだろう。

円安で海外からの旅行客は増えるだろうが、ただ円安で安いから来る客は客質が悪く、タバコやらゴミのポイ捨てやら立ち入り禁止に入るやら問題も多くなる。

現在は海外の観光客と日本人の値段を変える案がでているが、例えばホテルなどは変えられるだろうが、飲食店などは変えらえないだろう。

ここで今後の有利不利の差がでてくると考えられる。

 

ホテル事業も安泰かと言われれば、コロナ前の訪日客数は上回ろうという勢いの中で、訪日観光客数が毎年10~20%も増えていくのかと思うと疑問に思う。

ホテル料金もインフレと人不足で上がっているので日本人もどんどん利用して増えていくとも考えにくい。

10年先とかまではわからないが2~3年先をみたら頭打ちのように思える。

 

日本国内でも介護産業は根強いと思われる。

ぶっちゃけ現役世代に親の介護をさせるのは限界がある。

本人が60歳近くになれば親は90歳近くなるわけだし、昔がたきのサラリーマンをやっていて退職後20~30年も家で家事なども全くしない人がボケないわけはない。

主婦などは定年もなく家事をしているのでボケにくいだろうが、それでも年相応にはボケてくる。

例えば嫁が見てくれない、娘がいない、娘が遠方に住んでいるなどであれば、60近い息子がボケてきた親の面倒をみれるだろうかと考えると圧倒的に無理げーである。

結局お金をだしてみてもらうしかないわけだが、自分が貯めたお金をどんどん投入できる人がどれだけいるだろうか。

介護認定によって大幅な補助はしてもらえるわけだが、それすら色々調べて手続きはしないといけない。

完全に施設に預けて全く見ないようにしたい人も多そうだが、相当なお金を払うか、安い所で順番待ちをするかになる。

はっきり言うと安い特養などは身内がいない人、コネがある人など以外は入るのがかなり困難で、普通に入ろうとすると週1で体験利用などをして実績作りをしないとまず入れない。

私も経験したが、順番待ちだと3年待ちですって言われて絶望感しかなかった。

 

とにかく介護は施設に入れてもらうことさえ、かなりの労力になる。

 

結論として日本国内でメインに商売している事業は、

その業界に伸びしろがある。

他の企業との差別化できる。

国内でやっててもトヨタに卸しているなど間接的に輸出になっている。

インフレ用に価格転化しやすい事業である。

BtoBでの事業展開。BtoCは不利(Bは企業、Cは消費者)

 

今週の取引と保有株の展望

 

アドバンテスト、 全売

アドバンテストはエヌビディア銘柄として買われているが去年が絶好調すぎたのか、3Qだけみても去年より円安に進んでいるのに売上も利益も落ちている。

4Q予想もよくないし、主軸のSOCテスタの需要回復に今しばらく時間がかかると発表している。

来期見通しが今のところの予想だと去年を下回る予想。

ここを上回らないと株価が今の7000円から5000円ぐらいまで叩き落される可能性はある。

 

ルネサス 全売

こちらは業績安定。

今年一年で株価が大幅高は少し見込みにくいが大幅下落も考えにくい。

どちらかといえば現在の株価2500円台から上の可能性の方が高いと思われる

ただ3000円突破は難しいかなーと思われ2700円ぐらいまではありえると想定。

ただ買い直そうとまでは思わないかな。

 

エヌビディア 買

AI半導体の雄

別で記載するがまだ株価に十分上昇余地があると考える。

 

オン・ホールディング 買

買ったものの額は少額。

製品が気にいっているので応援ぐらいの感じで。

 

タイワン・セミコンダクター・マニュワクチャリング 買

通称TSMC 世界的な半導体ファウンドリー企業

自社では半導体の設計はせず受けた注文を作ることに特化している。

熊本工場の第一、第二工場予定で3兆円(政府補助金1.2兆円)と工場稼働に莫大な金がかかっている。

売上10兆円、売上原価4.6兆円、純利益4.6兆円、減価償却費2兆円というすさまじい規模の会社。

もし売上落ちだしたらキオクシアみたいに減価償却で大変なことになるんじゃないかと思う。

時代がロジック半導体主流の波に乗れたから良い時代がきてるが、10年後にどうなっているのか全く予想できない会社でもある。

 

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT) 買

以前保有していた銘柄。まぎらわしいがイギリスの会社。

世界的に葉タバコは消費が減っている。加熱式タバコは増えている。トータルでは減っている。

シェアについては公表していない企業があるが、日本ではフィリップモリスのアイコスが先行販売から圧倒的シェアだったが、JTのプルームとBATのグローにシェアを奪われている。

数年前までアイコスシェア60%が現在50%ちょいまで下がっている。

23年に減損処理で赤字決算。

17年に買収したレイノルズ(7兆円規模)でBATは10兆円規模の会社なのに4.6兆円の減損処理をする。

減配とかはなかったが株価は過去10年最安値付近まで下落。

現在の配当利回りは9.8%まで上がっている。

タバコ産業は衰退産業だが、規制が厳しくならなければ配当が減っているわけではないのでディフェンシブに丁度いいかなと思う。

まぁ最近の株高のリスクヘッジ銘柄かなと考えての購入。

のんびり配当もらいながら眺める銘柄かなと思う。

 

 

 

  今週の取引 売買日時 平均取得 平均売却 収支(%)
6723売 ルネサス 24/2/28 2478 2486.3 0.3%
6857売 アドバンテスト 24/2/29 7018 6856 -2.3%

 

NVDA買 エヌビディア 24/2/28 773
ONON買 オン・ホールディング 24/2/28 33.99
TSM買 タイワン・セミコン 24/3/1 135.76
BTI買 ブリティッシュタバコ 24/3/1 29.77

 

 

 

 

 

  保有銘柄 平均取得 現在株価 収支
1458 楽天225ダブルブル 33351.11 35200 5.5%
7267 本田技研 1580.5 1805.5 14.2%
8306 三菱UFJFG 1305.5 1570.5 20.3%
5401 日本製鉄 3586 3784 5.5%
8309 三井住友トラスト 2880 3135 8.9%
米国株        
ASML ASML HD 741.86 990.94 33.6%
NVDA エヌビディア 777.85 822.79 5.8%
TSM タイワン・セミコン 134.05 133.9 -0.1%
ONON オン・ホールディング 33.33 34.65 4.0%
BTI ブリティッシュタバコ 29.77 29.78 0.0%

 

 

 

 

 

 
  保有株比率 現在(%) 先週末(%)
1458 楽天225ダブルブル 11.2% 11.1%
7267 本田技研 12.8% 12.8%
8306 三菱UFJFG 11.1% 10.6%
5401 日本製鉄 13.4% 12.8%
8309 三井住友トラスト 11.1% 10.6%
米国株 米国株総額 34.6% 15.5%
  米国株内訳    
ASML ASML HD 5.3% 3.9%
NVDA エヌビディア 17.5% 7.9%
TSM タイワン・セミコン 3.6% 0%
ONON オン・ホールディング 0.7% 0.3%
BTI ブリティッシュタバコ 7.6% 0%
  優待関連 5.3% 5.5%
  合計 99.5%  

 

 

 

 

月末記載用  
前年末からの増減 100%
24年1月末 103.7%
24年2月末 106.3%