注目のエヌビディア決算(11月~1月期)はかなり数字が出た。

売上は前年同期比3.7倍の221億ドルで市場予想200~220億ドルを上回った。

純利益は前年同月比8.7倍の122億ドルで市場予想を上回る。

なかでも利益率が前期より高くなったことで市場占有率の高さが高評価に。

つまり独占に近い立場がよりできており価格支配力が強まっている。

次期第一四半期は240億ドルの予想で、これも市場予想を上回る。

中国向けは11月~1月が前期40.3億ドルから19.46億ドルに半減。

これは今後も続くとのこと。

つまり全体の1割を占める中国向けが半減(-20.7億ドル)したのに売上が181億ドルから221億ドルに増えてる所がすごいと思われる。

ファウンドリーのTSMCの発表では24年は増産しているが需要に生産が追い付かない。

25年も追いつくか現在分からないと発表。

 

 

影でひっそりと米EV(電気自動車)メーカーの決算発表。

ルーシッドとリヴィアンの来期業績予想が市場予想を下回る。

年間での赤字垂れ流しが一向に改善されず発表後は株価大幅安。

リヴィアンの営業損益が年間で4000億円。。。

お金が切れて倒産するんじゃ。。。という心配すらします。

テスラですら売れなくなって値下げ初めてるのを考えると米国の他のEVメーカーは潰れてもおかしくない。

日本でもEV用パワー半導体にかなり力をいれているロームなど大丈夫だろうかと心配になってくる。

 

 

この順調な結果から金曜の日経平均は暴騰して34年前につけた過去最高値を終値でついに更新しました。

 

そこで必要なのは今後の予想ですよね。結果だけ書いても仕方ないので。

 

 

日経平均は当面は強気で推移と予想します。

 

一旦は39000~40000円でうろつくかもですが、下値39000円になって来月ぐらいから再上昇していくと予想します。

今の所は43000円ぐらいまでの上昇はありえると考えます。

理由としてはオイルマネーが中国から日本に流れているからです。

他にも世界で唯一の低金利の国という有利さが資金流入をさそっています。

 

この多額のお金を吸収できるのは大型株しかない。

(アメリカのマグニティセントセブンがいい例。業績で上回る小型株があっても資金を吸収しきれてない)

そうなると有望株で大型株となると米国ならエヌビディアになります。

日本だとそれに関連している企業ということにならざる得ません。

 

時期は米大統領選まで好調と予想

 

その後は今の所未定ですが、トランプだと日本株厳しくなるかもしれないとは想定中。

 

上昇しそうな銘柄と理由を考えます。

 

① 輸出関連銘柄 

日本国内は消費が低迷しているように思えます。もちろん海外客のインバウンドなどは円安もあり好調のようですが、好影響なのは観光業、ホテル、百貨店など一部のように思えます。

ここのセクターも人不足による人件費増、物価高での仕入れ増など思うようには利益でてないかもしれません。

輸出関連はまだアメリカ経済が好調なので、円安もあり好調を維持できると思います。

 

② 半導体セクター

国策であり、政府が工場誘致に数千億とかの補助金をばんばん出しているので有望です。

最先端半導体関連は世界中で工場誘致で引っ張りだこ状態です。

AIという有望なセクターがあるので特にこのセクターは思惑買いがまだ進みそうです。

 

③ 自動車セクター

トヨタの不祥事などもありますが、最近ではEV企業の業績悪化もあり、HVなどに帰化している感じがあります。

HVで強い日本車(特にトヨタ)の攻勢はまだしばらく続くと思われます。

補助金を減らしても価格競争で勝てる車が出てくればEV時代がくるのではないかと思います。

中国のEVメーカーの台頭は欧米各国には頭痛の種になってきているようです。

寒さに弱いなど構造的問題解決にもまだ時間がかかると思います。

2~3年は日本車攻勢が続くと予想しています。

 

④ 日経平均採用銘柄

結局日本株を買っているのが外国人投資家で資金力の大きさから日本の小型株を買ってこない以上、日本の小型株の大幅上昇は見込みにくいと感じます。

今までも上がってないので下落リスクも低いですが、今のところは上昇しやすい銘柄を選定したいと思います。

 

⑤ 業界で1位の企業(オピニオンリーダー)

1位でも利益がでていなければ意味がありませんが、自動車ならトヨタ、製鉄なら日本製鉄、他にもAGC、HOYA、任天堂、SONY、三菱UFJFG、三菱商事、野村証券、東京海上、三菱地所などなど2位と比べて大きく割高でなければ1位を買った方が良さそうです。

1位の企業は日経平均から除外される可能性も低いですし、時価総額が大きいので海外資金も入りやすそうです。

様々な面で価格決定力もあります。

例えばトヨタが値下げするとなると他のメーカーも追従する可能性が高そうですが、日産が値下げしてもトヨタは値下げする可能性は低そうです。

もちろん1位であればいいだけというわけではないです。

 

以上から銘柄を選定しつつ、保有銘柄をかなり入れ替えました。

 

And DO 売 

ポジション調整と上記理由で小型株の処分。

 

タダノ 売

先週記載したが好決算での買いだったので一応1300円台だし売。

 

ソフトバンクG 売 

エヌビディア決算前で様子見の売。

また買う可能性はある。株価は1万円付けても不思議ではないポテンシャルは感じる。

ただ日経平均上昇、アーム上昇など外部要因で上がる。

 

NTT 売

アイオンは凄く期待できるが、製品化、収益化に時間かかりそう。

NTT法が上手くいけば買い直すかも。

 

AZ-COM 全売

連日の下げで他の銘柄の利益を全て吸い取られてた。

1400円割れは買いだとは思うが24年物流問題もあり、当分は上がりにくいと感じる。チャンスは次の通期決算だと思うが、底値は堅そうだが年内上がらない気がしないでもない。数年単位で持てるか持てないかに尽きると思う。

 

ルネサスエレクトロニクス 買

ルネサスの売上の半分は自動車、半分は産業用。

オーストラリアのソフトウェア企業のアルティウム買収が話題に。

アルティウムは米国上場のオーストラリア企業。

去年の業績が売上400億、営業利益130億の会社。

普通にみれば1000~2000億ぐらいの買収額になる会社。

買収額は9000億円で単純計算だと回収に100年かかるありえない買収。

事業内容はプリント基板設計ツールのソフトウェアを提供。

1個数万円で数十万の企業に提供している。

 

この買収でルネサスの財務基盤はかなり悪化することを考えても、かなりリスキーな買収と感じる。

この買収でルネサスが得るものは近年どんどん複雑化している半導体基板設計を顧客との間で簡単にできるようにすること。これにより海外の自動車メーカーとの取引を増やそうという意図に思える。

リスクは高いが当たればでかそうな買収に思える。

結果がでるまでに数年はかかるだろう。

買収で財務負担が増える分、当分は株価軟調になる可能性は十分ある。

買収で下がったので買ってみた感じです。

長期で保有かはまだ不明。

 

日本製鉄 買

製鉄業界のリーダーで上記の買う理由には合致する。

利益がでるドル箱は昔から自動車向けの高級鋼板。

もし自動車のメインが炭素繊維になったりアルミになったら構造不況業種になりそうだしさっさと売ったほうが良い。

業界首位の価格競争力はあり、新しい社長がトヨタ向けに一昨年値上げを勝ち取ったのは有名。

業界2位のJFEでは先行して交渉できるはずもないし、価格での太刀打ちは難しい。

USスチール買収などが政治的に中止に追い込まれるかもしれないなど不安定要因もある。

USスチール買収が中止になれば長期ではマイナス要因でしかないと思う。

 

アドバンテスト 買

半導体製造装置メーカー。

今期は複数機能を1つのチップに集約したSoCの売上が611億円と22%減。

記憶用のメモリー向けが94億円と46%減。

第三四半期の売上は前年並みまで回復してきているので来期は一昨年ぐらいまで業績は回復する見込み。

エヌビディア向けのGPU用テスタでほぼ独占。

CPUは演算回路が10個程度だが、GPUはテスタで検査する演算回路の数は1万個ほどある。

その分、テスタの需要は大きい。

テスタを使うのはファウンドリー企業(現状だとTSMC)だがエヌヴィデアの意向が大きく影響している。

一度テスタを決めると変更しづらい。

エヌビディアのコバンザメ投資として有望とみています。

 

楽天225ダブルブル 買

シンプルに日経平均上昇に掛けているので買ってみた。

 

AMD ブロードコム 売

エヌビディアの決算前に一旦売。どうにも色々ニュースみているとAI関係は好調だが他事業がイマイチでAIでカバーしているっぽいので買い直しはせず。AMDは数年単位でみれば対エヌビディアで一発逆転はあるかもしれない。

ブロードコムは携帯用半導体がどうにも微妙みたい。

 

ASML 一部売

エヌビディア決算前の調整の売り。

決算後に買い戻さなかったが売ってから50ドルほど値上がりしている。

まぁ決算予想が分からなかったので仕方ない。

 

エヌビディア 買

決算をみて翌日寄りで買い。前日比10%ほど上がっていたので若干二の足を踏みかけたがやはり本丸はここかなと買い。

まだ他の半導体関連と比較すると割安感はあるが、ここまで時価総額が大きくなるとどこまで資金が入ってくるのか分からない。

今後はマグニティセントセブンの業績が冴えないテスラ株売った資金が入ってきたりすれば、さすがに株価の天井が見えてくるのかなと思う。

 

TSM タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング 買

世界で最も最先端半導体を作るファウンドリー企業

自分の会社では半導体設計はせず、受けた依頼を作るだけ。

そこに最先端の技術を兼ね備える。

24年度通期の業績予想は売上前年比20%増の予想。

韓国サムスンはメモリー半導体が強く、TSMCはロジック半導体に強い。

※ロジック半導体はCPU(中央演算処理装置)として搭載されたりする。

人でいうなら脳に当たる部分。

メモリー半導体は記憶保持機能を持つ半導体。

USBメモリーなどが有名。キオクシアのNAND型フラッシュメモリーはこれに当たる。

 

個人的想定ではメモリー半導体は技術開発で高性能大容量の記憶装置をどんどん作っていこうとしているが、世の中の需要がそれほど増えていくのか疑問。例えば2倍の容量のメモリーが3倍の値段なら元のを2個積めばよくない?と思う。

CPUは脳を2つに分けて計算するのが難しいように不可能ではなさそうだが低スペック2つで2倍の効率とは簡単にいかなそうである故に1個のハイスペックを求められる。

結論としてロジック半導体は今後も高性能が求められるがメモリー半導体はどこかで需要が減っていくのではないかと思う。

 

オン・ホールディング 買

先日オンホールディングのシューズでクラウドサーファーという一番底が柔らかい種類のスニーカーを買ったが、まさしく雲の上を歩いているような履き心地でした。

スニーカーの底に穴空けてクッションにしてるだけと言われればそれまでで、そのスニーカーに2万近いお金を出すのは賛否あるとは思うが、個人的にはこのスニーカーならウォーキングをしたいと思わせる商品だとは思った。

現在はアルペン系やゼビオなど県に数店舗ぐらいしか置いてないが今後は増えていくのではないかと思う。

いずれ人気が出てくればABCマートなどの有名店にも置かれる可能性もあるので、もしかしたら人気がでてくる可能性も感じる。いずれにせよ他のスニーカーとは違うので差別化はできると思う。

今の所は安いところで株を仕込む感じと想定。

24~32ドル付近まででゆっくり仕込んで数年放置する感じが良さそうにおもえる。

23年末でPER65倍、24年末予想でPER40倍、25年末予想でPER30倍になりそうな感じ。

ナイキのPERが30倍ぐらいなので長期で放置できるぐらいの資金投入量にすべきだと思う。

株買う前に商品を試着してから考えたほうがよいと思う。

1株5000円ぐらいなので毎月数株とか買う方法もありなのかなと思案中。

ただ現在配当は行なっていない。

 

 
  今週の取引 売買日時 平均取得 平均売却 収支(%)
3457売 And Do 24/2/20 1109 1114 0.5%
6395売 タダノ 24/2/20 1212 1304 7.6%
9984売 ソフトバンクG 24/2/21 8700 8349 -4.0%
1458買 楽天225ダブルブル 24/2/22 33351.11    
6723買 ルネサス 24/2/22 2478    
9090売 AZ-COM丸和 24/2/22 1529.8 1443 -5.7%
9432売 NTT 24/2/22 186.6 181.4 -2.8%
5401買 日本製鉄 24/2/22 3586    
6857買 アドバンテスト 24/2/22 7018    
AMD売 アドバンスドマイクロ 24/2/21 173.87 170.38 -2.0%
AVGO売 ブロードコム 24/2/21 1253.31 1235.48 -1.4%
ASML売 ASML HD 24/2/21 741.86 897.45 21.0%
NVDA買 エヌビディア 24/2/22 753.9    
TSM買 タイワン・セミコン 24/2/22 130.58    
ONON買 オン・ホールディング 24/2/22 32.59    
ASML売 ASML HD 24/2/23 741.86 940.8 26.8%
NVDA買 エヌビディア 24/2/23 799.94    
TSM買 タイワン・セミコン 24/2/23 129.75    

 

 

  保有銘柄 平均取得 現在株価 収支
1458 楽天225ダブルブル 33351.11 33760 1.2%
7267 本田技研 1580.5 1799.5 13.9%
8306 三菱UFJFG 1305.5 1490 14.1%
5401 日本製鉄 3586 3588 0.1%
8309 三井住友トラスト 2880 2972.5 3.2%
6857 アドバンテスト 7018 7088 1.0%
6723 ルネサス 2478 2548 2.8%
米国株        
ASML ASML HD 741.86 933.25 25.8%
NVDA エヌビディア 778.89 788.17 1.2%
TSM タイワン・セミコン 130.48 129.53 -0.7%
ONON オン・ホールディング 32.59 32.2 -1.2%

 

 

  保有株比率 現在(%) 先週末(%)
1458 楽天225ダブルブル 11.1% 0%
7267 本田技研 13.1% 12.8%
8306 三菱UFJFG 10.9% 10.6%
5401 日本製鉄 13.1% 0%
8309 三井住友トラスト 10.8% 10.7%
6857 アドバンテスト 10.6% 0%
6723 ルネサス 9.3% 0%
米国株 米国株総額 15.5% 17.3%
  優待関連 5.5% 13.5%
  合計 99.9%