日経平均の未来を予想すると
上がると思います。
理由としてはかなりネガティブな理由です。
理由として、日本自体の経済の衰退が進んでいるから。
少子高齢化
人口減
長引くデフレで節約志向
国債発行高が天井知らず
日本国債を買いたい海外の方っていますかね?
利回りは日銀主導でとんでもなく低い。
経済成長率はここ30年低かった。
日本国債の最大保有者は日銀という裏技。
アメリカなども国債を買って景気調整はしているがコロナが過ぎ去ってきた今となっては
デフォルトの起きる可能性は今のところ低そうですが、QT(量的引き締め)を行ってコロナで大量発行した国債を少しづつ減らしていこうとはしています。
(つまりアメリカは中央銀行が買うのを減らして市場で国債を消化していこうという元のスタイルに戻そうとしている)
日本については
日銀は一切していません。
政府が日銀に買わしたほうが簡単に消化させられて低金利でいられるので買わしているだけです。
他には銀行、保険会社が日本株買ってますが個人で日本国債買ってる人って聞いたことありません。
理由は、、、利回りが低いから。
10年物国債で年利0.7%とかなら他の金融商品買うか現金で持ちますよね。
1000万円分買ったとして、毎年利回り7万円に税金20%で実質5万6000円です。
1億円ぐらい買ったら月々で46000円程度と毎月くれるとうれしいなぐらいになります。
はなしがそれましたが日本が将来どうなるのかということを展望してみたいと思います。
結論からいうとアルゼンチン化です。
アルゼンチンは2000年代まで経済は好調でしたが貿易保護主義、外資規制、バラマキなどでの失政に変動為替導入などでの失敗で世界で唯一の先進国から途上国になってしまった国です。
現在でもハイパーインフレが起こっています。
過去20年ほどで何度もデフォルト(財政破綻)が起きています。
財政破綻とはアルゼンチン政府の発行した国債を償還できないことです。
つまり借金しといて金利を払うのも厳しいから借金をチャラにするか減額してくれということです。
日本でデフォルトが起こるかというと遠い将来はともかく、今後数年は起きないでしょう。
理由としては日本の国債発行の消化が日本国内でほぼ消化できているためです。
ただ、もし今後日本の国債利回りが大幅にあがって日本政府が払えない状況がきたとしたら、デフォルトの可能性はでてくると思います。
今、日本政府の借金は1200兆円といわれています。(地方債は除く)
順調に増えているので、仮に2000兆円になって利回り2%でないと消化できなくなると、年間40兆円の利息を払っていくことになります。
現在の日本政府の収入はおおよそで収入80兆円、支出110兆円、差額の30兆円を国債発行という感じです。
現在の1200兆円でも利回り2%だと24兆円と収入80兆円の1/4超になっています。
もはや日銀が国債を全く買わないどころか持ってるのを売りにどんどん出すとかになると国債発行の消化すらあやぶまれてくると思います。
結論として日本はアルゼンチンみたいにまではいかないけど、財政破綻の一歩手前までくる可能性はでてくる可能性があります。
そうなると外資は逃げていく可能性が高いです(日本円での投資自体がリスクになりかねない)
海外輸出比率の高い企業も海外に逃げる可能性が高いです(トヨタなどは海外に本社を置いて日本事業をすればいいだけなので)
日本国内では通貨安でハイパーインフレが起こる可能性は高いです。
イメージ的には輸入品を中心に毎年2倍以上物価が上がっていく感じでしょうか。
そうなると小麦を輸入に頼る以上パンが高騰→米にもどるので消費が増えて米も大幅値上げなどなど。
場合によっては生活費は上がるが年金は財政規律から減額か据え置きで医療費は全員5割負担などになっていく可能性もあります。
そして株価はハイパーインフレで暴騰する可能性がでてきます。
あくまでもネガティブながらの予想なので個人的には来ない方がいいなとは思っています。
ただその可能性はある。
その時は個人>中小企業>大企業で影響がでてくると思います。
そこまでは今のところ来ないとは思っていますが、インフレになれば企業収益は上がりやすいのでやはり株式投資はインフレの時代にはしておくほうが良いかなという結論です。
下図はアルゼンチンの株式市場と米ドルとの為替レート
↓アルゼンチン株式市場の株価(日経平均のようなもの)
↓アルゼンチンペソと米ドルの交換レート