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  トピックⅡ ここが知りたい! Q&A
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【Q.1】
周りの労働者から「〇〇さんの調子があまりよくないようだ」
との報告を受けました。
会社としてはどのように対応すればよいでしょうか。

【A.1】
体調が悪くても本人が気付いていないことも多々あります。
また、ストレスの原因は会社だけでなくプライベートなことにも
関係してくる場合もあります。

まずは面談して、
体調がよくないのか、悩みはないのか、等
話を聞いてみましょう。
そのうえで、産業医の面談、産業医がいなければ
会社指定の病院の受診、専門医の受診等を促してください。
受診を強制することはできませんが、労働者本人の同意を得て
専門的な診断を仰いで診断書等を提出してもらい
その指示に従い、休職等を判断しましょう。


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【Q.2】
休職中は月に1回、会社に連絡を入れてもらうよう伝えてありますが
今月は連絡がありません。
体調のことも心配です。こちらから連絡を入れてもよいのでしょうか。

【A.2】
メンタル不調者の場合、月に1回連絡を入れるよう伝えていても
体調により連絡できない方もいます。
その場合には会社側から連絡を入れましょう。

1.電話、メールなどで連絡
  着信やメール既読などで確認し、それでも連絡がない場合には
  内容証明等の郵送で履歴の残る手段を利用しましょう。

2.自宅への訪問
  自宅で倒れている等の場合もあります。
  必要であれば、複数人で休職者の自宅へ訪問し
  安否の確認をしましょう。

3.ご家族への連絡、確認
  休職者のご家族へ連絡を入れて、
  「連絡が取れない」旨を伝えて
  ご家族の協力を求めましょう。

現状把握することが必要です。
連絡がない場合には、様々な方法で確認を取ってください。


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【Q.3】
休職者が、復帰したいと希望し
病院の診断書も「復帰可能」となっていましたが
人事担当者が面談したところ
まだ完治しているようには思えませんでした。
会社の判断で、休職の延長または休職期間満了で退職扱いにしても
よいのでしょうか。

【A.3】
復職させるかどうかの判断は会社にあります。
医師の診断書が提出されても判断しかねる場合には
産業医や会社の指定する専門医等を受診してもらい、
業務内容などを含めて相談されるとよいでしょう。

・業務内容は通常程度、遂行できるまで回復しているのか
・きちんと出勤できるのか(欠勤や遅刻、早退等の心配はないか)
・将来的に再発することなく労務が継続できるのか

を確認して、総合的に判断しましょう。


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【Q.4】
休職者が休職期間満了近くになっても
復帰できる見込みはありません。
このまま退職の手続きをしてよいのでしょうか。

【A.4】
休職期間満了になっても復帰できない場合には
「自然退職」となり、自己都合退職と同じ扱いになります。
ただしその旨を就業規則に記載しておく必要があります。
休職、復職の条項には必ず
「休職期間が満了してもなお傷病が治癒せず
又は治癒しても就業が困難な場合は、
休職期間の満了をもって自然退職とする。」
の文言を入れておいてください。

この文言がない場合には「会社都合解雇」として扱われます。
通常の解雇と同様に、30日間の解雇予告が必要となります。
休職満了による退職・解雇は
その後大きなトラブルにつながるケースがありますので、
注意深く対応しましょう。

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