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トピックⅡ ここが知りたい！ Ｑ＆Ａ
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Q1．
医師による面接指導は、該当になった労働者の
「申し出」により行われる、とありますが、
なかなか労働者が申し出てくれません。
そのような場合、
面接指導しなくても事業所は法律違反とはならないのでしょうか。
A1．
あくまでも『労働者の申し出 』により行われるものですので、
労働者から申し出がない場合、面接指導をしなかったからといって
法律違反にはなりません。
ただし、過重労働者の健康管理を行わずそのまま働かせた結果、
脳・心血管疾患による突然死や、
うつ病などでの自殺が起きた場合に、事業主の
『安全配慮義務違反』を問われる可能性があります。
長時間労働した労働者から申し出がなかった場合には、
事業所のほうから「面接指導を受診してみてはどうか」
と促すことも必要でしょう。
＜参考＞『使用者の安全配慮義務』 東京都労働相談情報センター
http://www.kenkou-hataraku.metro.tokyo.jp/mental/line_care/law/abor.html
☆ ☆ ☆
Q2．
事業所に労働者が50人もいないため
産業医を選任していません。
そういった場合、面接指導はどのような医師に
お願いすればよいでしょうか。
A2．
産業医を選任すべき事業所は
常時50人以上の労働者を使用する事業所、となっているため
選任義務のない事業所もあることでしょう。
その場合には、事業所の近くで懇意にしている病院等があれば
その病院等で受診してもらうのがよいでしょう。
何かあった場合のことを考慮すると、
やはり事業所から近い病院のほうが
労働者も事業主も対応しやすいと思います。
また、労働者にかかりつけの病院等がある場合には
そちらで受診していただいても結構です。
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