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経営コンサルタントから、社長様への
 “元気、陽気、そして勇気!” のメッセージ
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 年に一度の“雪解け洪水”の発生日を予測するために、
 気温と雨の二つの条件を見つけ、
 グラフをつけて時期を知ったことがありました。
 経営でも先読みが大切で、
 経営上のテーマを規定する仕組みの解明と、
 仕組みを構成する要素の動向把握で
 できることも多いと思います。


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1. 年に一度の“雪解け洪水”の起きる日を予測する。


経営コンサルタントの高橋秀樹です。


「雪解け」と言えば、私には、思い出深い出来事があります。


今から30年近く前のある年の秋に、
“雪解けの洪水”を調査する仕事を担当したことがありました。
場所は、北海道の東部のある地方、
目的は、雪解け時に発生する洪水の実態を調べること、
というものでした。


雪国に住んだことのない私にとっては、
“雪解けの洪水”というものが、ピンときませんでした。


地元の方に教えて頂いたら、
「雪国では、春先の雪解け時期に、年に一度だけ、洪水が起こる」

のだそうです。


その“雪解け洪水”を調べて欲しいということでした。

仕事の担当を任せられましたが、大変に、困りました。


そもそも、“雪解け洪水”を調べたこともないし、
それ以前に、見たこともない。


しかも、当時、私は東京に住み、東京で仕事をしていましたので、
年に一度の“雪解け洪水”を捕まえるために、
長期間現地に滞在することは難しいことでしたし、
また、その一時を逃してしまえば、
チャンスは次の年まで待たなければならないということになります。


どうしたら、“雪解け洪水”の起きる日を、事前に知ることができるのか?

思案の日々が続きました。



2.“雪解け洪水”の発生は、気温と雨が二つの条件。


考えあぐねて、

過去の“雪解け洪水”時の地元新聞記事を読んでいたら、
ふと、あることに気が付きました。


その時の天気が「雨」だったのです。

そこで、「!」と気づきました。


 「雪が解けるということは、

 気温は0℃以上でなければならないはず。」


 「そして、洪水が起きるにはまとまった雨が必要だということ。」


 「道東に、まとまった雨を降らすのは、
  当時は台湾坊主などと呼ばれていた、

  日本の太平洋側を東に進む発達した低気圧。」


 「ということは、道東の気温を調べ、それが0℃以上になった直後、
  台湾坊主が発生し、道東に進み、まとまった雨を降らし、
  現地に“雪解け洪水”が発生する。」


と、仮説を立てたわけです。



3. グラフをつけて時期を知る。


それから、毎日、新聞の気象欄を見ては、
釧路の今日の最低気温をグラフにつけていきました。


1月、2月、3月と季節が進むにつれて、
最低気温は、氷点下ではありますが、確実に上昇してゆきます。

3月末になると0℃に近づいてきます。
4月に入ったある日、最低気温が0℃を超えました。


いよいよです。


間もなく、天気図に台湾坊主が現れました。
東京で雨が降りだしました。春の嵐の雨です。
2日後には、この台湾坊主は道東に進み、
まとまった雨を降らすはずです。


早速、雨の羽田空港から、北海道行きの飛行機に乗り、
現地に飛びました。


水かさを増した川。

勢いを増して流れる濁流に、雪や氷の大きな塊が流されてゆく様を、
合羽を着ながら見た時に、
「“雪解け洪水”を捕まえた!」と思いました。



4.経営でも先読みが大切。仕組みの解明と、
        仕組みを構成する要素の動向把握。


さて、私達を取り巻く経営環境でも、
「先読み」ができれば、どれほど心強いことでしょうか。


 景気はどうなるのだろうか?
 為替相場はどうなるのだろうか?
 消費はどうなるのだろうか?
 当社の売上はどうなるのだろうか?
 当社の従業員の働きはどうなるのだろうか?


経営環境は、雪解け現象のように
仕組みの解明が進んだ分野ではないので、
それぞれのテーマの先読みは簡単ではないかもしれませんが、
それでも、「先読み」のできることはたくさんあります。


例えば、
消費税増税のように導入時期が明確なことは、もちろんのこと、
我が国の将来の人口は、予測の方法が確立されているので、
おおむねその通りとなるでしょう。


会社も同じで、
従業員の5年後の平均年齢も、
その間の退職者と採用者の年齢を加味すれば、
おおむね推測ができるでしょうし、
お客様の動向も、アンケートなどをすれば、
ある程度まではわかると思います。


つまり、「先読み」をするためには、


 「そのテーマを決定している “仕組み”や“条件”を、
  “仮説”を立てて導き、
  その“仕組み”を構成する“要素の動き”をみれば、
  知りたいことの先読みができるようになる」


ということかと思います。


例えば、ドル円為替相場であれば
日米のマネタリーベース比率を知ればわかる。
だから、ドル円為替相場と日米の月間マネタリーベース比率の
グラフをつける、
というように・・・。



皆様におかれましても、「明日の事はわからない」とあきらめずに、
安定した経営のために、
「わからない将来のことを、わかるようにする」ことを念じて、
経営に取組まれることを期待しております。



㈱二十一世紀総合研究所は、
皆様の企業の陽気・元気・勇気の経営を、
積極的に支援をさせていただく用意があります。
スタッフ一同、頑張って働かせていただきます。
皆様に還元させていただきます。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。


(公財)日本生産性本部認定経営コンサルタント/技術士
高橋秀樹



★今日の一言
「安定した経営のために、わからない将来のことを、わかるようにする」



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