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経営コンサルタントから、社長様への
“元気、陽気、そして勇気!” のメッセージ
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「セレンディップの三人の王子たち」というペルシャの
おとぎ話に由来した「セレンディピティ」という言葉の意味は、
「偶然”に遭遇し、“才気”によって、思わぬ“発見”をする」ということで、
その本質は「偶然を生かす」ということ。
偶然を生かすためには、“才気”、
すなわち、「想いと意識、観察と傾聴と洞察、工夫と継続努力」を
鍛えることが必要ではないでしょうか。
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1. 「セレンディップの三人の王子たち」というペルシャのおとぎ話
経営コンサルタントの高橋秀樹です。
今回は、新春にふさわしく、ハンサムで礼節をわきまえた
親思いの三人の王子が幸運をつかむ
「セレンディップの三人の王子たち」という、
5世紀にペルシャで生まれたおとぎ話(「竹内慶夫訳、偕成社文庫」他)の
一部をご紹介しましょう。
王の命で旅に出たセレンディップ(いまのスリランカ)の3王子が、
旅先でかけられたラクダ泥棒の疑いを、
聡明さによって晴らすというくだりです。
旅の途中で、1頭のラクダを見失ったキャラバンの隊長と遭遇した
3王子は、 隊長から声をかけられます。
「皆さん、ひょっとして、この近くでラクダを見かけなかったかね?」
3王子は、ラクダを見てはいなかったのですが、
「そのラクダは、片目で、歯が一本かけ、足が一本不自由でないか」と、
逃げたラクダの特徴をズバリ言い当てました。
3王子は、それがもとで、盗みの嫌疑をかけられ、
牢屋に入れられますが、あとでラクダが見つかり、
皇帝によって、釈放をされます。
皇帝は尋ねました。
「なぜ、見てもいないラクダの特徴を、
あれほどまでに正確に言い表すことができたのか」と。
3王子曰く、
「歩いてきた道ぞいで、良く生えた側の草がまったくたべられておらず、
もう一方の良く生えていない側の草が食べられていたことに
気付いたので、 ラクダが片目であることがわかりました。」
「道ぞいの草が、ほとんど一足ごとに、
ラクダの歯ほぼ一本分の大きさだけ食べ残されていたから
歯が一本かけている」
「地面夫残された足跡をよく見ると、
一本の足を引きずっていることが見とれたから」
と、“鋭い観察と正確な推理”を披露し、皇帝を満足させ、
皇帝から大変な栄誉を与えられたとのことでありました。
さて、物語はさらに続くのですが、ストーリーの紹介はこれぐらいにし、
お話を進めさせていただきます。
2. 「セレンディピティ」の意味は、
「“偶然”に遭遇し、“才気”によって、思わぬ“発見”する」ということ
この物語を起源とする言葉に「セレンディピティ」という
言葉があります。
時々、マスコミ等では、この言葉を
「予期せぬ幸運」、「幸せな偶然」という意味で用いられると説明し、
成功するには、「セレンディピティ=幸せな偶然」が付きものと
紹介をしているものもあるようです。
しかし、訳者の竹内慶夫氏によれば、
「セレンディピティ」という言葉は、このおとぎ話を読んだイギリスの文筆家
ホリス・ウォルポール伯爵(1717年- 1797年)が作ったもので、
その本来の意味は、原典をたどれば明確なように、
①“偶然”に遭遇し、
②“才気”によって、
③思わぬ(探してもいなかった)ものを“発見”する
と説明しています。
そして、「セレンディピティ」の典型例として、
光るはずのない場所に置いてあった
蛍光板の光への気づきをきっかけとした
レントゲン教授(1845年-1923年)のX線の発見を上げています。
きっかけは偶然でしたが、その後の教授の努力が成果となったことは
言うまでもないことだと思います。
3.日本人ノーベル賞受賞者にも、実業界にも「セレンディピティ」
日本人にも「セレンディピティ」を具現化した人たちがいます。
高分子化学者の白川英樹氏、物理学者のアラン・ヒーガー氏、
無機化学者のアラン・マクダイアミッド氏の3人は、
「導電性高分子の発見と開発」で
2000年度「ノーベル化学賞」を共同受賞しましたが、
その授与式で、ビエン選考委員長は、
受賞した白川氏ら3人が異なる分野の科学者たちだったことから、
「セレンディップの3人の王子」と称えたと伝えられています。
特に、白川氏は、1967年、実験をしていた時に、
計画していた量の1000倍もの触媒を“誤って”加えたことから、
予期せずして高分子の薄膜フィルムを獲得し、
これをもとに、試験の可能性を広げ、大きな飛躍をもたらし、
ノーベル賞につながったとのエピソードがあるようです。
まさに「セレンディピティ」であります。
また、「緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と生命科学への貢献」で、
2008年度「ノーベル化学賞」を受賞した下村脩氏は、
1960年代に米プリンストン大に留学中、
オワンクラゲの発光物質の抽出と格闘をしたそうです。
「発光物質を抽出するためには、一時的に発光を止める方法を
見つけないといけないが、それが見つからない。
あるとき、クラゲを絞った液を少しずつ酸性にしたらどうかとひらめいた。
早速、実験室に戻って試した。
クラゲを絞った液を少し酸性にすると発光が止まった。
これを“流しに捨てるとまた光った”。
流しに残っていた何かに反応したに違いない。
こうして、海水に含まれるカルシウムイオンが発光に必要だと、
この時、突き止め、数カ月後、この時の発光物質だけを
純粋に分離することに成功し、イクオリンと名づけた。
このイクオリンが出す青い光を受けて
緑色に光って見えるのがGFPだった。」
(2008年10月9日付け朝日新聞に一部加筆)
とありました。
「捨てた流しの“光”」を見逃さなかったことが、
ノーベル賞につながったようです。
これも「セレンディピティ」のひとつだと思います。
研究分野だけではなく、実業界でも「セレンディピティ」はあるようです。
カルピスの創業者である三島海雲氏は、
「乳酸菌食品の開発に邁進し、
脱脂粉乳の利用について研究を続けていた大正時代のある日、
脱脂粉乳に砂糖を入れ、一昼夜おいて飲んでみたところ、
大変においしいことを発見し、「これでいこう!」と決心して、
その製品化に力を注いだ。そしてカルピスが誕生した。」
と、自著「初恋五十年」の中で書かれています。
これもそうだと思います。
4. 偶然を生かすために
「想いと意識、観察と傾聴と洞察、工夫と努力」を心がける
このように「セレンディピティ」の重要なファクターは、
「偶然を生かすことができるかどうか」にあります。
その偶然を生かすためには、
① “使命や想い”に対して集中する“意識”が高く、
②周囲の出来事についての“注意深い観察”や“丁寧な傾聴”と
“深い洞察”で、偶然の中にも気づきを得て、
③気づきをきっかけに、人々や社会の幸福に役立つものを、
具体的に工夫したり開発したりする“努力”を続けること、
が必要だと思います。
つまり、偶然を生かすための“才気”とは、
「想いと意識、観察と傾聴と洞察、具体化する工夫と努力の継続」
ということになるようです。
年頭に当たり、私達も、
偶然をも生かして使命・想いを成し遂げたいと思います。
そのためには日頃より“才気”を鍛えてゆきたいと思います。
まさに、「天命を信じて、人事を尽くす」であります。
㈱二十一世紀総合研究所は、
皆様の企業の陽気・元気・勇気の経営を、
積極的に支援をさせていただく用意があります。
スタッフ一同、頑張って働かせていただきます。
皆様に還元させていただきます。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
(公財)日本生産性本部認定経営コンサルタント/技術士
高橋秀樹
★今日の一言
「想いと意識、観察と傾聴と洞察、工夫と継続努力で、新しい年に思いを遂げる!」
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