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経営コンサルタントから、社長様への
“元気、陽気、そして勇気!” のメッセージ
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経営コンサルタントの高橋秀樹です。
春を迎え、バチカンでも新しいリーダーが誕生いたしました。
3月14日に、新ローマ教皇にアルゼンチンのベルゴリオ枢機卿が
第266代教皇に選ばれ、フランチェスコ1世を名乗られ、
世界に約12億人いるカトリック信者を率いることとなりました。
南米からの教皇選出は初めてとのことです。
教皇は、コンクラーベ(Conclave)と呼ばれる教皇選挙で選ばれます。
カトリック中央協議会HPによれば、
教皇選挙権は、教皇が自由に任命した教皇の最高顧問
(重要な案件について教皇を直接に補佐する)である
80歳未満の枢機卿(Cardinalis)にあり、
選挙権を持った枢機卿全員がそろった選挙で、
投票総数の3分の2以上の得票を得ることが教皇選出にとって
必要であるとされています。
誰かが3分の2以上の得票を得るまで
投票は続けられることとなっています。
この教皇の初代は「聖ペトロ」、
在位は「~64年か67年まで」とあります。
時は、第五代のローマ皇帝ネロ(在位54~68年)の時代。
イエス・キリストがエルサレムのゴルゴタの丘で磔刑になってから
凡そ30年後のことであります。
カトリック教会は、この時期から1950年余の“長きにわたって”続き、
教皇の承継を続けてきたわけであります。
“さすがローマ、こんなにも長く”と感じますが、
日本でも“長きにわたって”続いていることがあります。
それは、社殿を造り替えるために行われる
伊勢神宮の「式年遷宮」です。
ご存じのように、20年に一度、建物全てを建て替えし、
さらに殿内の御装束(おんしょうぞく)や神宝を新調して、
御神体を新宮へ遷(うつ)します。
第1回の式年遷宮が内宮で行われたのは、
持統天皇4年(690)のことで、
戦国時代に中断するという事態に見まわれながらも、
以来、1300年余にわたり続けられ、
今年、平成25年が第62回目のその年に当たります。
平成25年9月13日~10月14日までの日程が決定されています。
伊勢神宮のHPによれば、
「式年遷宮」は、
「神宮にとって永遠性を実現する大いなる営みでもある」と
書かれています。
さて、私たち企業経営者にとって、
その使命の一つに「企業の持続的成長」が挙げられますが、
「持続的」であるための知恵が、
「コンクラーベ」や「式年遷宮」に見ることができます。
長きにわたって継続されている制度、仕組み、体制などには
優れているものやことが多く、大変に参考になります。
長い歴史の中で変遷を経てきたものと推察しますが、
「コンクラーベ」では、“後継者の選任は、
前任者が指名した顧問団の2/3以上の賛成をもって決定する”
とあります。
つまり、後継者は、
「先代が指名した優秀な補佐官の互選」によって
選ばれているのです。
この方法は、派閥争いで決定が遅くなるという懸念はあるものの、
前任者補佐官団の互選なので、
候補者の経験、力量、お人柄等は衆知でしょうし、
一緒に組織運営をしてきた仲間ですから
相当の信頼関係はあるでしょうし、
また、
補佐官団全員参加の選挙で選ぶという公平性があるため、
一定以上の規模の組織を運営する経営者の方には、
一考に値する仕組みだと思います。
振り返って、我が国の会社法では、
会社の役員は株主総会の決議で選任、解任され、
決議は、原則、議決権を行使することができる
株主の議決権の過半数
(三分の一以上の割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上)を
有する株主の出席で、
出席した当該株主の議決権の過半数でなされます
(会社法329条、339条、341条)。
しかも、代表取締役は取締役の中から
取締役の互選又は株主総会の決議によって選任されます
(会社法349条)。
つまり、現行法は、
「投資家が役員や代表取締役を選ぶ仕組み」と、なっています。
これに関して、私は、
「企業は、利益が見込めなくなったら手を引くことを是とする投資家のもの
というよりは、集い働く人のものである」との考え方に与し、
組織の運営は、
「継続的な信頼関係のある複数人」で行うのがより好ましい
と思っていますので、経営者の選任方法としては
「コンクラーベ方式」に、より親近感を感じるところです。
そこで、現行会社法の中で、
前任者が指名した補佐官団から次期経営者を選ぶ
コンクラーベ方式を取り入れるためには、
どのようにしたらよいのでしょうか?
ポイントは株主にあると思っています。
役員を選、解任できる株主が、補佐官団に限っていれば、
同じ条件となりそうです。
しかし、力のある補佐役などいない、“業績は経営者次第”といわれる
中小企業では、どうしたらよいのでしょうか?
その場合は、補佐官に頼らず、
「株式は、分散をさせず、経営者に集中させる方針」が
適切であろうと思います。
経営者に株式を集中させ、
スムーズに後継経営者に承継することが肝要かと思います。
これを後押しするように、
平成25年1月29日に閣議決定された平成25年度税制改正の大綱では、
事業承継税制の拡充(平成27年1月施行)が盛り込まれています。
ぜひ、ご参照ください。
一方、「式年遷宮」では、
継続的な補修が必要な木造建築や装束などを
定期的に新調することにより、
その時には費用はかかるものの、
確実に持続的な維持がなされています。
メンテナンスを怠り、突発的なトラブルなどで
修理に一時費用を要するより、
長い目で見た場合の維持コストが安価になるように思います。
また、高度な造営技術、調製技術などを次世代に引き継いでゆく
という機能も果たしているようです。
20年という期間は、
先代から次世代に大事業のノウハウを引き継ぐには、
間隔が空き過ぎず、また短すぎず、
絶妙な期間であると思います。
経営者の皆様におかれましては
目下の経営に忙しいことは存じ上げておりますが、
「自社の経営は自分一代限りだ」と、
さびしいことを言う方がいらっしゃいましたら、
「自分は、聖ペテロの、持統天皇のポジションにいる」と
お考えいただき、
・後継者を円滑に決めるために株式の集中を図る、
・老朽化・陳腐化しがちな建物・設備を定期的に
スクラップアンド・ビルドする、
・大事業のノウハウを引き継ぐための全社イベントを打つなど、
「持続的・永続的な経営」の基盤づくりの
参考にされたらいかがでしょうか。
㈱二十一世紀総合研究所は、
皆様の企業の陽気・元気・勇気・長期の経営を、
積極的に支援をさせていただく用意があります。
スタッフ一同、頑張って働かせていただきます。
学ばせていただいたことを、皆様に還元させていただきます。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
(公財)日本生産性本部認定経営コンサルタント/技術士
高橋秀樹
★今日の一言 「コンクラーベと式年遷宮に永続性への知恵を学ぶ」
追伸
30年近く前に関西にあるカトリック教会を30か所ほど
拝見したことがありました。
どんな小さな教会でも、
荘厳さを漂わせる聖堂と美しいステンドグラスが印象的でした。
この建物の中で聖歌隊の讃美歌を聞いたら
“瞬く間に陶酔の境地に陥るのではないか”と感じたものでした。
カトリック教会が二千年近く続いた秘訣、
永続性の極意がここにあるのではないかと思った次第でした。
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