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経営コンサルタントから、社長様への
 “元気、陽気、そして勇気!” のメッセージ
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経営コンサルタントの高橋秀樹です。


春近しとはいっても北国ではまだまだ冬将軍が
猛威を振るっています。


積雪も例年になく多いようで、2月26日には、
青森市の八甲田山系・酸ケ湯(すかゆ)で、
気象庁が現在積雪を測っている全観測地点の中で
過去最も深い566センチを記録、
国内史上最高記録を更新したようです。

(ちなみに、私が調べたところでは、同じ日の全国の観測地点の
 第二位は山形県の肘折の408センチ、
 第三位は新潟県の入広瀬の376センチだったようです)


酸ケ湯のある八甲田山では、1902年(明治35年)1月に、
陸軍第8師団の歩兵第5連隊で、冬季雪中行軍の訓練中に
参加者210名中199名が死亡した「八甲田雪中行軍遭難事件」でも
知られています。

一方、厳しい雪ではありますが、雪には楽しみもあります。


毎年札幌市で開かれる「さっぽろ雪まつり」は、
冬のイベントとして大変に好評で、
私もかつて観光に行ったことがありました。


今年も、2月5日から11日の7日間で開催され、
236万人が訪れたようです。


ここで少し観光収入のお話を差し上げましょう。


平成23年2月の札幌市の調査によれば、
「さっぽろ雪まつり」の来訪者が、札幌市内で消費した
宿泊費は平均37千円/人、飲食・お土産平均20千円/人だったそうです。


来訪者は、過去の調査では、
約50%が市民、道内観光客約35%、
道外観光客約15%の傾向となっているようですので、
道外観光客を35万人(=236万人×15%)とすれば、
200億円(=57千円×35万人)の道外観光客の消費があった、
つまり外貨を稼いだ、ということになります。


イベントの開催までには、関係者の方々の
並々ならぬご努力があることと存じ上げますが、


寒い北海道、


雪を楽しみに変えることにより観光客を呼び込み、
一人の道外観光客の財布から往復の交通費を除いても5万円を、
そして、毎日30億円弱、
1週間の間に200億円の外貨を札幌市に落とさせ、
市内や道内からの来訪者を含めると
さらに多くの消費を呼んでいます。


大変な魅力を発揮させていることに脱帽をいたします。


「東京ディズニーランド」を運営するオリエンタルランドの
2012年9月中間連結決算が1883億円、一日当たり約10億円の
売り上げであることと比較しても、
期間限定とはいえ
高い評価を与えることができるのではないでしょうか。


そして、雪まつりが終われば、雪が解け、
木々の芽生えが待ち遠しくなります。


ところで、この雪解けはいつ起きるのでしょうか?


雪は、春に向けて気温上昇により、徐々に解けて水になりますが、
暖かい降雨があると雪解けが一気に進み、
雪解け水と共に多量の雪がそのまま川に流れこみ、
融雪洪水となって一度に下流に流れます。


積雪地では、融雪洪水は、太平洋側とは異なり、
梅雨時や夏季の洪水よりも多くの流量を出現させます。
そして、この時期を境に、山の雪もみるみる少なくなり、
残雪の間から草の芽が顔をのぞかせるようになります。


30年ほど前に、北海道でこの時期を調べた経験がありました。


正月明けから現地の気温を毎日記録し、
3月の最終週に一日の最低気温が氷点下から
0℃以上になったのを確認し、天気予報を見ながら
沖縄方面から低気圧が北上してきた機会をとらえ、
現地に飛びました。


その日は4月の第一週の雨の日で、
目の前を、雪と氷の大きな塊を浮かべながら、
根室海峡に向けて、とうとうと流れる川を見た時には、
大変に感激した記憶がありました。


つまり、気温の上昇がなければ雪も解けませんが、
気温の上昇だけでは進みが遅く、
雨というインパクトが加わって、積もった雪の構造が壊れ、
洪水まで起こすように一気に進むというものです。


さて、デフレ氷河期が続いている「日本経済の雪解け」は

いつになるでしょうか?


株価は、昨年11月14日の終値8,664円を底に、
上昇を続け、先週末の終値は11,606円まで上昇をしています。


上昇率は34%です。


昨年11月14日は、当時の野田首相と自民党の安倍総裁が
国会で党首討論を行い、野田首相が
「16日の(衆院)解散をぜひやりとげたい」と明言した日でもあります。


私にとっては、この党首討論の日が、
昼が長くなり始める転機の「冬至」のように思え、
株価の動きは、あたかも日照時間や気温の動きのように見えます。


とすれば、


本格的な経済の雪解けは気温(株価)が十分に上昇したころに、
冷たく固まった構造を破壊するようなインパクトが生じて、
さらに一気に進むものと感じられてなりません。


そして、この固まった構造を破壊するようなインパクトとは、
おそらく、TPP参加を含む「規制緩和」であろうと思います。


先月半ばに日経新聞社の小孫茂専務取締役の
「2013年の日本経済」と題されたご講演をお聞きしました。


小孫氏によれば、
日本の成長シナリオには、
「消費税増税への期待による国際金融市場からの信任」を背景に、


アベノミクスの3本の矢の一つである“金融措置”の
「円高是正⇒企業収益回復⇒雇用増大・個人所得増大
 ⇒個人消費の拡大⇒企業収益拡大」の流れとともに、


もう一本の矢である“成長戦略”の
「規制緩和・TPP参加⇒新規投資拡大⇒企業競争力強化
 ⇒企業収益回復」
の流れを作ることが必要だ、


と説明されていました。


つまり、成長戦略の起点には「規制緩和・TPP参加」があるということです。


ところが、規制緩和や新しい取り組みはなかなか一様には進まないようで、
先週、幹細胞(iPS細胞)で新しい治療技術を開発している
東京大学の中内啓光教授のお話を
お聞きする機会がありましたが、


教授も、「新しい開発をするのに国に2年前から働きかけをしているが
対応が遅い。海外に遅れをとっている。」と
懸念されていました。


京都大学山中教授のノーベル賞受賞で
我が国がこの分野で世界トップにいると思っていたら、
どうもそうではないようです。


危機感を感じます。


規制緩和・新規取り組みには賛否両論があるのは常と言え、
雪解けが遅れるのは我が国にとって好ましいことではないと思います。


安倍首相には賢明にご判断頂き、
リーダーシップを発揮し、
日本経済の雪解けを加速していただきたいと
切に希望をいたします。


また、経営者の方々は、雪解けが一気に進むでしょうから、
それに飲み込まれないように、また、乗り遅れないように、
立ち振る舞うことが重要と思われます。



このメルマガをお読みの皆様におかれましては、
一気呵成に雪解けの波に乗ることができるように、
今からご一緒に準備をしてゆきましょう。



㈱二十一世紀総合研究所は、
皆様の企業の陽気・元気・勇気の経営を、
積極的に支援をさせていただく用意があります。
スタッフ一同、頑張って働かせていただきます。
皆様に還元させていただきます。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。


(公財)日本生産性本部認定経営コンサルタント/技術士
高橋秀樹


★今日の一言 「日本経済の雪解けは規制緩和から。信じて準備を!」




追伸

ちなみに、酸ヶ湯の本日の積雪深は501センチで、
5日前より既に60センチ低くなっています。
現場は、一日一日と変化をしています。


そして、前々回、オリンピックのレスリングのお話を差し上げましたが、
その後、ロシアのプーチン大統領がIOCロゲ会長と5月に面会し、
レスリングを競技種目に採択するよう働きかけるとの
報道がありました。遅まきながら、いよいよ大物登場です。


さらに、先週から「国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会」が、
2020年五輪開催都市選定ための調査視察で、日本を訪れています。


「夢は力、力は未来をつくる」という東京からのメッセージが、
先方に十二分に伝わりますように願っています。期待をしています。




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