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元気な会社作りを応援する
メルマガ “Express21” 2012/9/3 Vol.23
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トピックⅠ 経営コンサルタントからの
“ときめき・絆” メッセージ
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経営コンサルタントの高橋秀樹です。
さて、昨今の経済ニュースで
一番気になるのが「シャープの経営危機」です。
シャープは、平成24年3月期に過去最悪の3760億円の最終赤字を計上、
今期(25年3月期)も期初予想を下方修正し、
通年で2500億円の赤字に陥る見通しで、
会社の格付けも「投機的」水準まで落ちてしまいました。
あの優良企業のシャープが、と思うと、愕然とします。
同社は、「重要な要素技術の海外流出を防ぎつつ、
世界市場で競争力を持つ国産の液晶パネルで世界と戦う」戦略で、
2002年(平成14年)から三重・亀山工場、大阪・堺工場建設と大型投資を
行いましたが、
液晶パネルの値崩れが止まらず、積極投資が裏目に出て、
業績が大幅に悪化したというのが、背景のようです。
マスコミ報道をもう少し詳細にうかがうと、
シャープが新開発した4原色テレビ用パネルの付加価値を
マーケットが認めてくれなかったこと、
コスト競争力を持つ大型60インチ以上の液晶マーケットの伸びも
シャープの屋台骨を支えるまでにはならなかったことと等、
同社は、結果として、読みを外しているようです。
つまり、マーケットは、
「ベーシック、そこそこの品質、低価格」を求め、
シャープは、
「高品質液晶マーケッを仮想し“一本足打法”で強気に立ち向かい、
足元をすくわれた」 というのが、
現状でのわかりやすい解釈のようです。
さて、中小企業経営者の皆様におかれては、
シャープの行く末もさることながら、
「なぜシャープは、ありもしないマーケットに一本足打法で立ち向かったのか」
ということに
素朴な疑問をお持ちかと思います。
これへの答えは、これからマスコミを通じて明らかになるかもしれませんが、
私は、現在のところ、次のように推論しています。
国内大規模工場の投資を主導したのは、
二代前の社長、現在の町田勝彦相談役のようにうかがわれます。
「親分肌、くどき上手、豪快、根アカ」、
「何か大きな目標を成し遂げたいという“志”で会社を引っ張る経営者」と
評される、町田社長(当時)には夢がありました。
1998年8月の社長会見で、「テレビをすべて液晶に変える」と宣言。
新工場建設に着手。
そして、大阪・堺工場稼働後の2010年5月の神戸新聞のインタビューには、
「亀山(三重県)から堺へ“究極のものづくり”をやったと自負しています。」と
答えています。
“究極”、“自負”という言葉に、力強い思いと達成感がうかがえます。
しかし、この時すでに大阪・堺工場は、低稼働にあえぎ、
在庫を積み増ししていたわけです。
結果論ではありますが、ぐいぐい引っ張る経営トップに、
投資に対する思い入れが大変に強く、また、急成長した業績もあり、
マーケットを見る目が曇ってしまっていたのではないかと考えています。
「ものづくりは長期的な視点がいる。粘って、こだわって、じっくり我慢する。」
「中国が国内総生産で米国を抜くかもしれないといわれる時代に、
日本の製造業はどう生き残るのか。若い世代に一つでもヒントを残したい。」
という“志”は大変に立派で、私も共鳴します。
しかし、資金繰りに窮しては、元も子もありません。
経営者は、常に、自分の判断の結果を振り返りながら、
機敏に軌道修正していかなければならないといわれるゆえんだと思います。
シャープの経営トップにも、本田宗一郎氏に対する藤沢武夫のように、
よき女房役がいたら、事態が違っていたのかもしれないと思います。
さて、㈱二十一世紀総合研究所は、経営者の皆様のよき女房役として、
経営のサポートをさせていただきます。お気軽にご相談をください。
スタッフ一同、精一杯、支援させていただきます。
よろしくお願いいたします!
(公財)日本生産性本部認定経営コンサルタント/技術士
高橋秀樹
★今日の一言 「よき経営者は、よき女房役を持つ!」
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