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元気な会社作りを応援する
メルマガ “Express21” 2012/8/20 Vol.22
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トピックⅠ 経営コンサルタントからの
“ときめき・絆” メッセージ
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経営コンサルタントの高橋秀樹です。
ロンドン五輪では、日本選手の活躍で、私たちも多いに元気づけられました。
最近の経済界で、元気づけられる話題として、
「日本航空JALの経営再建」について取り上げたいと思います。
ご存じのように、JALは、2010年1月に会社更生法適用を申請し経営破綻、
その後、上場は廃止、京セラの稲盛和夫氏が会長(当時)に、
生え抜きの大西賢氏が社長(当時)に就任、再建に取り組み、
2011年3月に会社更生手続き終了、
2012年9月には東証1部に再上場が予定されています。
2010年1月号の著名ビジネス雑誌では「JAL再建計画に信憑性なし」と
酷評されたり、破たんで多くの関係者に迷惑をかけた会社の再上場には
一部異論もあるようですが、無事、再建の上昇軌道に乗ったことは、
素直に喜びたいと思います。
経営に携わる者としては、その再建への手法が気になります。
稲盛氏は日航で自身がやったこととして、
「部門別採算制度」と「JALフィロソフィ」の2つを挙げています。
JALの部門別採算制度では、路線ごと、一便一便ごとの収支を、
リーダーを置いて収支の責任を明確化しながら管理し、
早ければ翌日に結果がわかるように
運営されているようです。
「客室乗務員など現場の人たちまでが、数字に対する意識を高めた」と
稲盛氏は話をされています。
また、役職員の意識改革が必要と、
全員が持つべき共通の意識、価値観、考え方を「フィロソフィ」として、
40項目120ページの手帳にまとめ、
心を一つに全員が一体感を持って判断、行動ができるように、
日々、社内浸透を図っているとのことです。
<参考>JALホームページ
http://www.jal.com/ja/outline/corporate/conduct.html
この二つは、稲盛氏の、「京セラ創業当時より、
企業を長期的に発展させるためには、正しい“経営哲学”を確立し、
それを全社員と共有すること、また、組織の末端に至るまでの経営実態を
正確かつタイムリーに把握する“管理会計制度”が必要であると感じていた。」
(京セラHPより)という経営認識に基づき、
京セラ、KDDIを始め、傘下の企業で実践されてきた経営方法であります。
この経営手法が、JALの再建でも大いなる力を発揮した
ということだと思います。
さて、この再建ストーリーから私たちは次のことを学ぶことができます。
つまり、経営においては、現場の一人ひとりまでに
「共通の価値観を浸透させ気持ちを一つにまとめること」と
「収益管理を徹底し経営意識を持たせる」ことが
大きな柱であるということです。
特に、価値観の共有では、JALだけではありません。
ザ・リッツ・カールトン・ホテル カンパニーL.L.C.では、企業理念である
「クレド」などの「ゴールドスタンダード」を小冊子にまとめ、
ミーティングなどで活用されているようですし、
大正期に活躍した渋沢栄一も、事業上の判断の基礎となる価値観を
「論語」にもとめ、『論語と算盤』を著し、
「道徳経済合一説」という理念を打ち出したとあります。
そして、京セラやJALの「フィロソフィ」も、リッツカールトンの「クレド」も、
外部の識者に作ってもらったものではなく、
会社の役職員の方々が直接したためたものです。
さあ、経営者の皆さん、良きことは真似をしようではありませんか。
経営者の皆さんが、日頃仕事を進める上で、人生において、
大切にしていることをしたためて下さい。
そして、それを、あらゆる機会を利用して、社内に浸透させください。
そうすれば、社員の心を一つにすることができ、経営向上は
間違いないと思います。
さて、㈱二十一世紀総合研究所は、皆様の会社の経営理念の整備等も、
サポートします。お気軽にご相談をください。
スタッフ一同、誠心誠意サポートさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
(公財)日本生産性本部認定経営コンサルタント/技術士
高橋秀樹
★今日の一言 「あなたの会社にもフィロソフィーを」
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