「いらっしゃいませ!!」


60代の女性のお客様がレジに。


コロコロコミックスと、小学4年生を持ってきました。


『あーお孫さんにあげるのかなー』


「袋は別々にお入れしましょうか?」


「そうね。おねがいします」



そして、コロコロコミックスのバーコードを通すために、十字にはめてある輪ゴムの縦を外すと、


「輪ゴム外さないで!!人にあげるから!!」


「あっ、すいません」


『あー。バーゴード通すだけジャン。そして、輪ゴムは店員が付けてるから、全然意味ないけどなー』





幼年誌やファッション誌などの付録は別になって、出版社から送られてくるんです。


でも、私も勤めるまでは知らなかったなー。


よくよく、考えてみると、付録組んだまま送られてきたら、本、傷むよね。


だから、朝、店員が一所懸命に付録をくんでるんですよねー。


一度、『チャオ』が店頭に並んでなくて、お客様に「ないの?」って指摘され、あわてて出した時も、


付録と本を別々にして渡すと。


「あっ 付録、外しっちゃったの?」


と残念そうにいわれ。


「出版社から別々になって届くんです」


って言った時のお客様のびっくりした顔は今でも、忘れられない。






袋を別にして、入れていると


「それより大きい袋ってないの?」


「無地ですがありますが、よろしいでしょうか?」


「大きいのでお願い」


私が入れていると、


「違う!!袋は一緒にして中に袋いれて」


『って、あんた、最初と言ってた事ちがうやん』


「はいわかりました」


「ちょっと、待って!!私が入れるから」


「はい」


びっくりした私は、コロコロコミックスと小学四年生と無地の袋を渡す。


『私の方が、絶対に、袋に入れるのは上手いはずだ!!』


などと思ってみる・・・。


「中に入れる袋は大きいほうがいいですか?」


「そうね、無地で小さい袋は無いの?」


「ないです」


『そんなに、うちの店の店名の入った袋が嫌ですか?』




このお客様にあと余分に2枚余分に大きい無地の袋を渡したことは、言うまでもない。








雑誌に神経質になりすぎですよね。


所詮雑誌だし、子供が読むんでしょ?


絶対にすぐ汚くなるよね。


週刊誌で、製本上仕方のない、切り後とかに文句言ってくる人いるけど、


週刊誌なんだし、そんなん、凸版印刷とかの印刷の会社に言えって感じですよねー。


まったく・・・。