というわけで、なんとか1次面接を突破し、2次面接へ・・・


このときまでには、前回の雪辱を晴らすべく(?)用語の勉強は自分

なりにしておきました。その時に使用した本は、この本です↓


 

【インターネットなんでも解決大辞典 2006年度版】 宝島社刊

この本は、様々なパソコンの小技が書いてある他、最後の方には用語が

詳しく解説されています。厚さもそれほど無いので、飽きずに最後まで

読みきり、さらに用語の勉強もできました!!自信のない方は一度是非!!


話はそれましたが、いよいよ2次面接です。


まずは自分の中で恒例となりました 一時間前到着 ~ 会社の場所確認

~ 喫茶店に入って最後の自己確認です。タバコを燻らしながら、アイスコ

ーヒーとペンを握り締めて最後の確認をゆっくりと落ち着いて行ないます。


そして、運命の面接タイム!!


前回よりは幾分緊張はしていないものの、やはり緊張はします。

前回同様、受付の女性のにこやかな顔と共に、応接室の様な場所に通され、

面接官の到着を、頭の中で言うべきことを再確認しながら、待ちます。


・・・それから約5分後・・・


・・・コンコン!!・・・『失礼します』


ノック音の後に、面接官2名が入ってこられました。

そして、名刺を渡され、着席を促されます。


面接官 『今日は宜しくお願いします』


私 『こちらこそどうぞ宜しくお願いします』


この2次面接では、一見して分かるような会社の偉い方に話を聞かれました。

前回同様、志望動機、この会社を選んだ理由、WEBに対する思いなどを聞か

れたと思います。しかし、前回と違っていたのは、より具体的に

入社してからの仕事のイメージの話が多く、カタチだけ

ではない実際の思いを聞きたいといった様子でした。


面接官 『私たちも新しく採用するからには、間違った選択をしたくないん

です。できる限り〇〇さんの事を知った上で、私達と共にやっていく

のにふさわしいのか?〇〇さんにとっても私たちの会社が果たして、

自分のこれからの成長を預けるのにふさわしいのかを判断してくださ

い。だから、今のうちに思っていること、質問しておきたいことは全部

話してください』


と言われました。私は、この言葉でいままでなんとなく面接

来ていたこの会社に対する思いがすごく大きくなった

のを覚えています。


会社にとって、いい人材を取りたいというのは当たり前です。

その為に時間を割いて、面接をたくさんして、その中から選ぶのです。

しかし、面接する相手に対しても『会社をあなたとしても選考してくれ』と言って

くれているのです。これは、自分達も働く一人として、いい仲間といい仕事をし

たい。個人は会社の為にあるのではなく、個人の成長が会社を創るんだ・・・と

いう事です。


この言葉に、私はとても心が揺れ動きます。

今まで雑貨屋の店長をしてきた中での経験上、やはり一番仕事をする上で

難しいのは、お店を運営して行く中で、アルバイトさんにいかに頑張ってもら

うかということです。会社の偉い人が売上を作るのではありません。当然、会

社の部長クラスの人たちが運営の舵取りをするのですが、それはあくまで方

向作りであって、実際にお客様に喜んでいただく為に最前線で働いているの

は、アルバイトさんをはじめとした店舗メンバーなのです。そういった意味で

アルバイトさんに時給だけではない、何かやりがいのようなモノを提供してあ

げられるかが非常に大事なのです。そうする事で、アルバイトさんは時給以

上に頑張ってくれ、お客様の事を考えてくれ、売上ができあがっていくのです。

こういう私が常日頃思っていたことと、同じ考えを見たような気がして心が揺さ

ぶられました。


私は、この言葉で、この人に、この会社の姿勢に惚れ込みました。

だからこそ、自分が思っていることをすべて話しました。


私 『私は、WEBに対する知識があまりありません。

   御社の募集要項にはIllustratorやPhotoshop、Dreamweaver、Flashの

できる方歓迎と書いてありますが、それもほとんど知識がないんです。

   そういう中で、私が本当にお役に立てるのか、心配なんです。』


面接官 『そうですか。しかし、ソフトなんていうものは働きながらイヤでも覚え

ていきます。それが第一条件でないのは確かです。実際、そういう方

でも採用する事はありますし。。。ただ、一から手取り足取り教えてい

く時間やシステムがないのは確かです。それを〇〇さんがどう感じる

かですねぇ。』


私 『そうですよね。正直私もこの場で言うのもなんなんですが、迷っているトコ

ロもあるんです。ハローワークの3ヶ月の勉強コースというのがありまし

て、そこなら3ヶ月間ですが、WEBや関連のソフトについて無料で学べる

んです。そこのコースに行って勉強に集中して3ヶ月を過ごす事が自分に

とって有意義なのかも・・・と思ったりもしているんです。』


面接官 『なるほど・・・』


といった感じで、私が若干迷いはじめていた【一度、勉強をする】という選択肢も

ついつい言ってしまいました。


・・・そしてこの後の展開としては、結局会社の方から2,3日の考える時間と、

ゆっくりと話しをする場まで改めて設けてもらいました。

本当に個人の事を考えてくれるいい会社でした。

が、最終的には、私は勉強する道を選びます

3ヶ月間の間に学校にいく以外にも、きっとWEBにまつわる事を勉強でき

ると考えたからです。さらに、この時間が自分の人生にとって3ヶ月以上の

大きな経験・土台になるだろうと考えて決断をしました。これは、3ヶ月の学校を

終えた今でも本当に、勉強の道を選んでよかったと思っています。


みなさんももし迷われているなら・・・・

自分に勉強をしたいという気持ちがあるなら・・・・

これからの成長を自分で選んでいきたいなら・・・・


ある程度の年齢でもう一度勉強をするという事は、世間体的にも、自分の中で

もモヤモヤしたものがあるかもしれませんが、自分の人生一度きりです。

27歳、もしくはもっと上の年齢の方でも、遅いという事は本当にないと思いま

す。もう一度自分の【働く】という意味を見返してみてください。

きっと自分の選んだ道に後悔することはないと思います。

これは、新卒の22歳では分からない。社会人の経験を積んだからこそ分かる

ことなのですから。


といった訳で、次回からは【ハローワークでの職業訓練 編】です。

見ていただいている方、よろしければお楽しみに。。。 つづく 。。。