きっと上京した20歳くらいの頃から目的の無い遊びとかに全然興味がなくなって
ただ単に「友達と遊ぶ」という行為をしなくなっていったと思う。

 

中ニくらいから周りが受験受験!的な空気になるよね。
うちは田舎だったから小学校からスライドでみんな同じメンバーなんだけど
ある日気付くといつも遊んでた友達が遠のいて行きだした。
噂によると親達から「涼と遊ぶな」という箝口令が敷かれているという。
僕は特別不良な訳じゃなかったんだけど、とにかく「みんなと同じ」が嫌だったから
ちょっと変わって見えていたのかもしれない。

 

僕はほとんど受験勉強もせずそのまま入れる高校へ。
高校に入っても右習えが出来なかった。
学校も授業がつまんなすぎて行く意味がわからずサボりまくり夜中までバイトして
学校へ行ったとしても朝弁当喰ってそのまま夕方まで寝てた。
卒業文集の中に何枚かある授業風景の写真の僕は一番前の席なのに
タオルを枕代わりにして全部寝てる。でもバイトは楽しくて色々やった。

 

思い返すと友達を作っていく事が苦手だったのかもしれない。

独立してからはほとんど実家にも帰らなくなった。
地元の友達にも会わなくなって行く。

 

最近は田舎でもFacebookが普及しはじめ(都心と比べたらまだまだ少ないけど。)
Facebook経由で今僕がどんな事をしているか知った同級生も多いはずだ。
そのくらい地元の友達とは顔を合わせてない。
 

当時の僕を知る友達からすれば学歴や先生やPTAのおばさん達が口酸っぱく言っていた倫理観?
は社会に出てからも大して役に立たないってことを証明出来たと思う。

震災後すぐ、弟が珍しく「会ったほうがいい人がいる」と言ってきた。

それが猪子寿之だった。

彼の言葉はユーモアがありわかりやすく全て盲点をつかれたような説得力があった。
誰かにあってこんなにも自覚出来る衝撃を受けたのは人生で初めてだと思う。
彼にあって僕は間違いなく覚醒した。
常に色んなアイデアが溢れまくってくる。
僕にとっては「会えないジョブス」よりも「会える猪子寿之」の方が価値がある。

「やれない美女」より「やれるブス」のが好き。いやちょっと違うか。

 

VANQUISH13AWのLOOKBOOK(8月配布予定)対談相手はpixivの片桐さん。
対談時こんなことを言っていた。
「せっかく涼さんに会えるんだから僕もバリューを出さないと(笑)」
片桐さんはギャグっぽく言っていたけどほんとにそうだなと思った。

大人になってからの友達は「ただの友達」じゃない。

綺麗事ではなくお互い役に立てる関係でなければ成り立たない。
 

猪子ちゃんも片桐さんも学生のような友達にはなれないかもしれないけど
凄くいい出会いだったなと思います。

 

そんな猪子ちゃんが下記の番組で僕のことを話してくれてるそう。
8/3。今すぐ録画予約してー
僕はこの日仙台にいるから仙台で観ます。

前フリのレベルを超越して前フリ長過ぎた。

 

YOU MAY DREAM