【主人公:鏡音リン小説】あたしは姫だから #1
【主人公:鏡音リン小説】あたしは姫だから #1
とある少女はこう言った。
「あたしは姫だから、しょうがないの」
それに対し、彼女の姉の緑の少女はこう言う。
「それは、自分の立場を利用した逃げ、だよ」
またとある桃色の魔法使いはこうだと言う。
「自らを牽制して何が楽しいの?魔法で言い訳は補えないわ」
じゃあ、君はなんて言うの―――・・・・?
あるところに、ひとりの黄色いお姫様がいました。
彼女は数ある王家の中でも、特に目立つ一族の姫として生まれ、
そして立派な姫として育てられました。
姫には、緑色の髪をしたとても可愛らしい素敵な姉がひとり。
姫とその姉は、仲のいい姉妹で、いつも一緒に笑いあっていました。
たとえば、姫が部屋に閉じ込められたり。
たとえば、姫がしたくもない辛いダンスを踊らされたり。
たとえば、姫が気に入って買った髪飾りを汚いと捨てられたり。
その度に、姫は隠れて姉に涙を見せます。
「あたしは姫だから・・・」
その度に、姉は姫にこう言います。
「それは、自分の立場を利用した逃げ」
そしてその日も、姫は姉に泣きながらに相談していました。
なんでも姫は、いつか気さくに話しかけてくれた少年が自分に似ていると思い、
気になって赤い服を着た母にその少年のことを聞こうとしたそうなのです。
そして母の部屋の前に辿り着くと、
中から話し声が聞こえてくるのに気がつき、
何だろうと思って聞いてみると、
声は母と、青い髪をした父のものでした。
『・・・――今あの子はどうしているかしら・・・』
『気になる気持ちは分かるが、もうその話はやめたほうがいい――・・・』
『でも・・・・・。そうね。ことが知れたらあの子は処刑される』
『そうだよ・・・自分の子を観衆の前で晒し殺されるよりは、少しの間我慢しておいたほうがましだろう』
それを聞いて姫はハッとなり、
事情はよく分からないけれど自分は処刑されてしまうんだ、と思いました。
しかし、それは思い違いだったようで、その続きを聞いて姫は驚愕しました。
『えぇ・・・私たちの子供はリンとミクだけだった。――レンなんて少年、リンと一緒に生んだことなんて無い』
『そうだ、それでいい』
『・・・・・・・・――――――――――』
そして母のすすり泣く声が聞こえ、姫はその場から動けなくなってしまいました・・・・。
それからなんとなしに、城に使える者達にその母と父の会話の内容の真意を探ろうと
話を持ちかけても、いつも返事は決まって<知らない>。
時には説教をされることもありました。
「どうしてなの・・・?きっと、あたしとミク姉の他にもうひとりレン、っていう少年がいたのは確かなのに・・・
それも、あたしと一緒に生んだのだから、あたしの双子のはずよ」
それを聞いた姉は、「逃げ――・・・」と小さな声で呟き、
何を考えているのか分からない無表情で姫のことをずっと撫で続けていました。
続く。
◇
どうやら続きものになってしまったようです。乙。
続きものが苦手なんですよねーぇ・・・
はぁ。どうなることやら。
なんかこれもベタな話ですいません(´・ω・`)
とある少女はこう言った。
「あたしは姫だから、しょうがないの」
それに対し、彼女の姉の緑の少女はこう言う。
「それは、自分の立場を利用した逃げ、だよ」
またとある桃色の魔法使いはこうだと言う。
「自らを牽制して何が楽しいの?魔法で言い訳は補えないわ」
じゃあ、君はなんて言うの―――・・・・?
あるところに、ひとりの黄色いお姫様がいました。
彼女は数ある王家の中でも、特に目立つ一族の姫として生まれ、
そして立派な姫として育てられました。
姫には、緑色の髪をしたとても可愛らしい素敵な姉がひとり。
姫とその姉は、仲のいい姉妹で、いつも一緒に笑いあっていました。
たとえば、姫が部屋に閉じ込められたり。
たとえば、姫がしたくもない辛いダンスを踊らされたり。
たとえば、姫が気に入って買った髪飾りを汚いと捨てられたり。
その度に、姫は隠れて姉に涙を見せます。
「あたしは姫だから・・・」
その度に、姉は姫にこう言います。
「それは、自分の立場を利用した逃げ」
そしてその日も、姫は姉に泣きながらに相談していました。
なんでも姫は、いつか気さくに話しかけてくれた少年が自分に似ていると思い、
気になって赤い服を着た母にその少年のことを聞こうとしたそうなのです。
そして母の部屋の前に辿り着くと、
中から話し声が聞こえてくるのに気がつき、
何だろうと思って聞いてみると、
声は母と、青い髪をした父のものでした。
『・・・――今あの子はどうしているかしら・・・』
『気になる気持ちは分かるが、もうその話はやめたほうがいい――・・・』
『でも・・・・・。そうね。ことが知れたらあの子は処刑される』
『そうだよ・・・自分の子を観衆の前で晒し殺されるよりは、少しの間我慢しておいたほうがましだろう』
それを聞いて姫はハッとなり、
事情はよく分からないけれど自分は処刑されてしまうんだ、と思いました。
しかし、それは思い違いだったようで、その続きを聞いて姫は驚愕しました。
『えぇ・・・私たちの子供はリンとミクだけだった。――レンなんて少年、リンと一緒に生んだことなんて無い』
『そうだ、それでいい』
『・・・・・・・・――――――――――』
そして母のすすり泣く声が聞こえ、姫はその場から動けなくなってしまいました・・・・。
それからなんとなしに、城に使える者達にその母と父の会話の内容の真意を探ろうと
話を持ちかけても、いつも返事は決まって<知らない>。
時には説教をされることもありました。
「どうしてなの・・・?きっと、あたしとミク姉の他にもうひとりレン、っていう少年がいたのは確かなのに・・・
それも、あたしと一緒に生んだのだから、あたしの双子のはずよ」
それを聞いた姉は、「逃げ――・・・」と小さな声で呟き、
何を考えているのか分からない無表情で姫のことをずっと撫で続けていました。
続く。
◇
どうやら続きものになってしまったようです。乙。
続きものが苦手なんですよねーぇ・・・
はぁ。どうなることやら。
なんかこれもベタな話ですいません(´・ω・`)