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今日の”ぐるっと”は日本美術・東洋美術の宝庫、松岡美術館。目黒駅から徒歩15分と、足の便がそう悪い訳ではないのに、土日の混雑もなさそう。知られざる名館という趣きである。<通常料金800円→ぐるっとパス0円>
松岡美術館HPへ
<グレコのブロンズ像2体>
1Fは常設展示。古代オリエント美術、ガンダーラインド美術、ヨーロッパ近現代彫刻と並ぶ。2Fが12/23までの特別展示で展示室4が「陶俑の美」展、展示室5が「水墨画への誘い」展、展示室6が「能面」展。因みに松岡美術館は撮影OK。しかも、バーコードを読み取れば各作品の説明が携帯で読める、という優れたシステム。
<唐時代 藍彩侍女>
毎週土曜日2時からギャラリートークを行っているので、これに合わせて訪ねたが開始時間の2時に集まった人10数名。美術館の人の話では、世界で陶俑が注目されるようになったのは清朝崩壊直後、その後の第2次ブームは1970年頃。この時に出光、安宅、松岡が集中的に名品を収集したとのこと。相当数が海外に流出しているが、まだまだ中国で発掘されていないものも多数ありそうとのこと。
1点1点の丁寧に説明が続いたが聴いた話を書くのは省く。ここまで唐三彩をまとまって見る機会は稀だろう。小1時間ほどのギャラリートークが終わった後は主に水墨画を鑑賞した。
<酒井抱一「布引の滝、旭鶴、月兎」の三幅対>
<中幅の「布引の滝」部分>
題材は「伊勢物語」で在原業平が布引の滝を訪れた場面。日本美術をよく理解するには源氏・伊勢くらいは知らないとツライ。展示室5には、探幽から観山まで古今の水墨画が展示。古の有名どころでは抱一、応挙、探幽。
<丸山応挙「山水図屏風 6曲1双右隻>
この屏風の右隻には薪をいっぱい背負った少年、左隻には雪山を旅する主従が描かれていると解説にあるが、注意深く見ないと気がつかない。こういう時にはカメラでズームアップすると助かる。
<左:薪を背負う少年、右:雪山を旅する主従>
展示室6の「能面」展にも抱一の掛け軸がかかっており、どうしても視線は掛け軸の方に行ってしまう。
<酒井抱一「相相松・尉姥」三幅対>
戯れに「姥」をクローズアップ。山水画よりは、琳派の華麗な絵の方に目がいってしまう。
今日の来館で松岡美術館がすっかり気にいった。年数回は来て、静寂な環境でじっくりと美を堪能したい所である。<了>
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