天麩羅の新宿つな八総本店がこの五月に店を閉じました
もちろん近くに仮店舗を営業しているけれど
大正の終わりから
おそらくほぼ毎日のようにじゅうじゅうという音で満たされていた空間
ごま油の香りなど沁み込んでいたであろう壁や柱はなくなってしまいます
この数年
戦禍を乗り越えてきた建物がどんどん建て替わってきて
すこし前には万世橋の万世などにも行ったけれど
やはり地元にあって
見慣れた景色となっていたお店は名残惜しい
閉店のニュースを知ったのが直前だったので
5月の28日という間際にやっと予約がとれて行って来ました
お任せでお願いしたので
板さん(でいいのかな?)がひとつひとつ丁寧に出していただいたものを
ただ「おいしい」というしか能がなく
ただただ懐かしくも素敵な時間が過ぎていきました
就職して自分のお給料ではじめて食べたときのこととか
以来50年くらいの間でいくつかの想い出が断片的に浮かび上がったり
ちょっと感傷的になりながらも
しっかりと堪能してまいりました
新しく建て直されたらやはり食べに行くのかな
ちょっと怖いような気もしますが









