酸ケ湯温泉録/往路編 | 春昼閑話

酸ケ湯温泉録/往路編

北へ  北へ


去る12月23~25日、私は初めての東北旅行に出かけた。
行き先は青森県、雪深き八甲田山の主峰「大岳」の
西麓は標高900Mに位置する
国民温泉第1号『酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)』。
はじめての事ばかり、旅の思い出を整理する意味も含めて
このブログで項目別にいろいろと記してゆきたい。

早朝、東京駅を出発する八戸行き新幹線「はやて」に乗り込み
北へと向かう。こころなしか、景色が寒い雰囲気に変わっていった。
山を越える度、雪が山を覆う率が多くなり「東北らしさ」が増して来る。
そして約3時間で青森の八戸のホームに一旦足を下ろすことになった。

八戸駅  八戸駅ホーム

ほとんど間をおかずに、「白鳥号」に乗りかえ青森駅へ。
所要時間は約1時間だ。
ますます家の屋根を覆い尽くす雪の厚さが増し
車窓からだが、ここで私は産まれて初めて「つらら」を目にした。
浅虫温泉駅へ向かう間に「恐山」が対岸に姿を現す。
(恐山!とキリストの墓!へは次回、是非行ってみたい!)
青森駅は思ったより、大きくて近代的で、
近くにはデートスポットになるであろう、大きく美しい橋が見えた。
メインストリートは、ぱっと見京都の大丸デパートあたりを想像させる。
人通りも、老若男女様々で賑わいを見せていた。

 持論だが、良い街とはこうした老若男女が誰でも集える
 行きたくなる店が沢山ある事だと思う。
 そうでないと、世代が交代すれば、きっとゴーストタウンとなる。
 実現するには様々なハードルがあると思うが、
 私の郷里も含め、ドーナツ化がどんどん進む地方都市は
 こういった誰もが通いたくなる「街」を手本にすれば良いであろう。

駅前の食堂で美味しい海の幸に舌鼓をうち(食事については後述予定)
想像以上に立派な送迎バスにのって、雪深い八甲田山へと向かった。
(しかし疲れて途中で寝てしまい、道中の景色を眺めることが出来なかった)
バスのブレーキとともに目覚めると、もうそこには別世界が広がっていた…。

酸カ湯外観  酸カ湯温泉外観

(続く)


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