流れる | 春昼閑話

流れる

ANGLOMANIA

この、一見するとファーか髪の毛の流れに見える
VivienneWestwoodのAnglomaniaのニットは
4年前位?に買ったもの。
毎年今位の季節になると、箪笥からひっぱりだして着ている。
実は、同じテクスチャーで
茶色のTシャツも持っている位、何故だか好きな模様だ。
Anglomaniaはカジュアルで、GOLDLABELのニット程
気を付けないと、生地が痛んでしまうという心配がないので
ガンガン気にせず使えるのが嬉しい。

すこし弛みながら複雑にねじれたハイネック気味の首元と
同様の処理がなされた手首部分、
一筋縄ではいかない不思議なカッティング。
そして立体的に見える毛の流れのようなテクスチャー。
ここのアイテムを服装にひとつ取り入れるだけで、
「何か違う」ファッションが完成するところこそが
Vivienneの真骨頂といえよう。

ところで、私は「オーブ」の無いものが好きだ。
オーブの一人歩き状態は何か、こっぱずかしい気がする。(もう若くないし)
オーブが表面に無くても生地感、カッティング、フィット感、
デザイナーの個性や、ファッションの背景もひっくるめて
勝負できるVivienneだからこそ、好きなのだ。
マニアじゃないから、言う程持っていないけれどね。