時間をかけて | 春昼閑話

時間をかけて

あお人さし指だけ短い…

爪に色をつけるのが好きだ。
デイリーなネイルは、爪の先にラメを散らして完成。
実はこの淡いブルーグレーのマニキュア
※先を切りそろえていないのは御愛嬌(笑)は
100円均一で買ったもので、落ち着いた色調が気に入っている。
安いネイルカラーも、何度も重ね塗りをして
最後にたっぷりトップコートを塗れば充分な仕上りになる。
ベースから精神を統一して刷毛でムラなく何度も塗る作業、
ゆっくりと、じっくりと、時間をかけて乾燥させて、
綺麗に仕上った時の達成感は
普段バタバタしがちな私にとって、
精神衛生上とても良い効果をあたえる儀式といえる。

ところで、私の爪は驚異的に強い。
だからかなり長く伸ばせるのが嬉しい。
日常生活、キーボードをたたいたり、体を洗ったり
お皿を洗ったり、お掃除したり、そんな環境下でも
余程のことがないと、3~4週間は折れはしない。
そのせいで、私は家事をやらない人に思われる
要素のひとつとなっている。
唯一、長期の旅行などで体の栄養が足りない時のみ
面白い位、爪がぼろぼろと折れる。

高校生の頃には、真っ赤なネイルが流行り(私だけ?)
休日はべたべたに塗っていたものだが
月曜の朝、慌ててリムーバーで落としても
爪と皮膚の溝に赤くネイルがのこったりして
それを授業中に眺めながら、楽しかった週末の余韻を反芻したものだ。
そういえば、「モード系(死語)」の頃は
やたら不健康なダーク系のネイルをつけていた。
去年は綺麗なドット柄にするのに熱中していた。
そうか!これを書くまで意識していなかったが、
ネイルにも流行があるのだ。

もう永年、ネイルなしに過ごしていないので
「裸爪」はなんとなく、すっぴんを晒しているみたいで恥ずかしい。
でも、先が剥がれかかったネイルの方が
もっと恥ずかしいんだけれど。