中国のEC事業(Eコマース事業・電子商取引)調査結果の後編です。



【問題点】

電子商取引の支払業務の隠れた弊害。
関連法規の未整備。
監視・管理の措置の仕組みが整っていない。
信用度が低く、商品の品質問題は利用者を不安にさせている。

中国では、不愉快なショッピングの経験のあるオンラインショッピングの利用者中、多くの利用者は、受け取った商品とネット上の写真が合っていない等、実際の商品の品質に不満を持っている。

物流においても、配送に時間が掛かっており、運送費が高いことも、不満の一つに上がっている。

  オンラインショッピングの不満点   割合
 商品品質の保証  50.90%
 アフターサービスの保証  51.80%
 支払い情報の保護  51.80%
 詳細且つ徹底的なアフターサービス  55.50%

中国互联网络信息中心(CNNIC) 調べ (2009年11月)





【オンラインショッピングが普及し始めた時期と今後の発展の可能性】

 オンライン店舗を開設した時期    割合
 覚えていない  8.30%
 1998年以前  0.80%
 1999年  0.40%
 2000年  1.20%
 2001年  1.40%
 2002年  2.40%
 2003年  3.60%
 2004年  5.50%
 2005年  10.00%
 2006年  15.60%
 2007年  22.30%
 2008年  28.40%



2007年は、中国のオンラインショッピング市場が急速に発展した1年であった。
売上げは、この年に初めて小売業の『500億元の壁』を乗り越え、年間総売上は、594億元に達した。


2008年、中国のオンラインショッピングは、前年に続き急成長した一年で、中国IT産業の急成長産業の1つになった。 突発的な事件、自然災害、金融危機などは、オンラインショッピングにあまり影響を与えていない。

むしろ金融危機は、かえってオンラインショッピングの発展の新しいチャンスになった。
オンラインショッピングは、従来の店舗型小売市場から、新たに現れた新市場であり、中国の若い世代の主流のショッピング方式になっている。

2008年、中国オンラインショッピングの経済規模は1000億元台を突破し、1281.8億に達した。
2009年のオンラインショッピングの取引額の規模は、2483.5億元。


今後数年間、中国のオンラインショッピングの市場は、持続的で急速な成長の維持し、2011年取引額の規模は、5690億元に達する見込みとなっている。

また、2013年には、1兆元を突破すると予想されている。

オンラインショッピングの普及率は、あるレベルに至ると安定して成熟期を迎えると考えられるが、現在の状況を見る限り、成熟期は恐らく2016年頃になる見通しである

オンラインショッピングは、従来の小売市場に新たに現れた新市場になったが、中国社会全体から見た場合での小売市場のシェアでは、まだ小さい。 オンラインショップの利用者はインターネット利用者中、26%を占めており、将来的な成長の余地が大きい。

中国では、C2C(Customer to Customer)の成長は安定化に向かっており、ネット取引の圧倒的部分の比重を占めている。
一方で、B2C(Business to Customer)の未来の発展速度は速く、今後の数年で、シェアは急速に上昇すると思われる。

中国主要大都市の発展は次第に成熟化に向かい、既に飽和しており、今後期待出来る利用者は、主に中規模都市の住民が基礎になると思われる。





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