この度、「自殺対策白書」が閣議決定して
それによると、前年比で自殺者が2793人減って15年ぶりに3万人を下回ったとのこと。
政府には「内閣府自殺対策推進室」というものがあります。
そこ曰くは、
「国や自治体などで進められてきたうつ病や多重債務者への自殺予防策が一定の成果をあげた」
と自画自賛しているようだ。
でも、この統計を見ると40歳代以降の自殺者は確かに低下傾向にあるものの、
20歳代では右肩上がりになっている。
20歳代の死因の半数近くが自殺なんだとか。これは大問題だ。
自殺の要因として
「就職失敗」や「進路に関する悩み」
としているが、問題はもっと深いところにあるように感じる。
世界保健機関(WHO)では毎年9月10日を「世界自殺予防デー」としていて、
日本でもそれに呼応して平成19年から毎年9月10日からの1週間を
「自殺予防週間」
に設定し啓発活動を続けている。
そして、こんなことを思い出した。
今から約10年ほど前に知り合った友達に、フレンチカナディアンのマークという
イケメンがいる。
彼は当時まだ20代前半。僕は当時28歳だった。
マークの故郷はカナダのケベック。辺りは山に囲まれていて、紅葉の季節になると
日本人の観光客も沢山訪れるところだ。
しかし、冬になるとマイナス30度を下回る日も多く、
毎日のように雪が振り外は1日中薄暗く、
若者でも冬の時期は外出を控えるそうだ。
そんなマークが突然こんな話をしてくれた。
「日本人って自殺者が多いんだってね。実はケベックも世界でもトップレベルの自殺者大国なんだ。僕が思うに、日本人の自殺者の多くは社会のストレスに負けてしてしまうんじゃないかな?
ケベックの場合はちょっと違うんだ。僕たちは小さい頃から親に『あなたの人生はあなた自身のものなんだから自由に好きなことをやって生きなさい』と言われ続けて育つ。でも、多くの若者は自分自身が何をやりたいのかが見付からない。何をしていいのかに悩み悩んでいると、冬がやってきて、長い冬の期間はあまり太陽の光を浴びることもなく、家に閉じこもっていると
死にたくなってしまう若者が多いんだ」
社会や親からの期待に対してのプレッシャーと自由という一見プレッシャーとは無縁と思えるものからの重圧。
いずれにしても、若者がそのプレッシャーに耐えられずに自ら命を絶っている。
この話をしてくれた当時のマークはまだ20歳そこそこの若者だったけど、
若者の自殺者が多いことに本当に悲しんでいた。
どっちが年上なんだか分からない状況だったのを思い出した。。。
今はアメリカにいるそうだが、
元気にやっていますか?
