こんばんは
さっき見たテレビ番組が気になって、眠れなくなりました
22:00から日本テレビで放送された
市川海老蔵でござりまする
で、乳がん闘病中の小林麻央さんが、インタビューに答えられていたのです
このインタビューを聞きながら、思わず一緒に泣いてしまいました
癌になったのは誰のせいでもありません。
自分が悪いわけでも、もちろんありません。
じゃあ、最初に見た医者が癌を見落としていたから悪いのかというと、
それも違うと思います。
彼女の年齢、授乳中だったことを鑑みると、
お母さまが乳がんだったからって、
「じゃあ、細胞診しましょ!」
という運びにはならない。
誰も悪くないけど、現実に起こっていることは最悪の事態で、
その中でかすかな光を信じて、必死に生きている小林麻央さんは
暴風雨の中、必死に立っている1本の細木のようでした。
弱く、もろそうに見えるけど、しっかり大地にしがみついて、根を深く深く張っている細木。
小林麻央さんは気丈にインタビューに答えられてたけど
この人は見えないところでいっぱい泣いたんだろうな、と思って
自分一人が癌になって死んでしまうのと
家族がいて、家族のことを思っていて、それでも癌になってしまって
死にたくないのに、絶対死にたくないのに、子供もまだ小さいから死ねないのに
それでも死を隣に感じながら生きていくのは、とてもつらいことなんだろうなと思って
なんだか眠れませんでした
私は医者ですが、医者のくせに小林麻央さんにしてあげられることは何もなくて、
どんな癌でも、どんなステージでも
飲めば癌がたちどころに治っちゃう薬とか治療をできれば少しは皆様のお役に立てるのですが
何もできない藪医者で、本当に申し訳ありませんm(_ _ )m