最近3Dプリンターでの歯車からくり製作にはまっております。
今回はこちらのキットを使って
こちらのモデルを作ってみました。
組み立てに関して注意点がいくつかありますので、それについても触れながらご紹介していきます。
まずは3Dプリンターでモデルを出力。
サポートを外して面をきれいにするのが結構大変でした。。。
普通はサポートをできるだけ少なくするような設計にするのですが、このモデルはあまりそういった点を気にせず設計されている印象です。。。
キットも届き、組み立てを始めました。
ここで注意点なのですが、キットに付属しているネジはナメやすい(ダメになりやすい)ので、自分でネジを用意したほうが良いです。
私はこのトラップに苦戦しました。
組み立て手順書を参考に組み立てました。
https://makerworld.com/e101e227-4120-496a-b83a-16287a26c800
ここでさらに注意点なのですが、ネジの長さが間違っています。説明書に記載されている長さはネジの頭からの長さになっているようです。。。
また、後半の組み立て手順は誤っており、参考程度に考えていたほうがいいです。
なんで設計者と説明書作成者が同じなのに手順や部品の位置が間違っているんだ???
他に組み立ての参考となる動画があったので、そちらも見ながら組み立てました。
ということで文句はたくさんありましたが、なんとか組み立てを進めました。
ここでまたまた注意点。
この写真の箇所が干渉して正常に動作しないことがわかりました。
なので、干渉する箇所を削り落としました。
他にも、ガンギ車とフォークの動きがなめらかじゃなかったので、
やすりで少し削りました。
また、一部の部品については調整用のサイズ違いも用意してくれているのですが、「L1 Balance Shaft」は「L1 Balance Shaft.stl」と「L1 Balance Shaft_2.stl」が全く同じものになっている誤りがあり、丁度いいサイズのモデルがなかったので自分で設計して出力しました。
最後にモーターにつけるギア比の調整が必要でした。
私の場合は「12-55」が最適でした。
ということで完成して動作している映像です。
動画
動いてるところです。#3Dプリンター #bambulab https://t.co/HdCjVmCISv pic.twitter.com/2Nq8ZYG50j
— セル-プラス TaT (@CellPlus_secret) May 26, 2024
ぎこちないながらも動いています。
ゼンマイが過負荷になったとき、この部分のロックが外れて溜まった力が解放される仕組みになっているみたいです。
最後にレビューです。
出力~組み立て完了までの日数は4日間で、ほとんどがプリント出力の時間でした。組み立てには約8時間かかりました。説明書がもう少し分かりやすく、ネジがダメにならなければ4時間ぐらいにはなったと思います。
組み立てやすさについて、これは「最悪」とまでは言いませんが、説明不足や誤りが多すぎました。また、説明書はつまらないボヤキが多く、読んでいて飽き飽きします。
出力した部品に番号を振っていてくれたり、組み立て完成図のCAD図があるとよかったと思います。
私も当初は「自分で説明書作るぞー!」と思いながら作っていましたが、何度も作り直している間に諦めました。ごめんなさい。
デザインについて、ガンギ車とフォークの嚙み合っている場所がモデルで隠れているのは良くないと思いました。機構の重要なポイントだし、見ていて面白い箇所でもあるので。大きさは思ったより2回りほど大きかったです。インテリアにするには少し大きいですね。
機構について、先ほども触れましたが、ゼンマイが過負荷になったときに力を解放する機構をつけているのは面白いですね。私は原理がよくわかっていませんが。。。
脱進機はもう少しガンギ車とフォークがなめらかに動いてくれるとありがたかったです。
3軸機構については、回転速度が適度に早いので見ていて面白いです。
モーターからのギア比を変えて調整できるのも良かったです。
ということで長々と書きましたが、
評価としては、「なんとか作れるし面白いけど人にはお勧めしない」ということで100点満点中の30点です。
次はなにを作ろうかなー!
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