個人レッスンとは別に、ここ10か月は合奏レッスンに通っていました。
ピアノ&ヴァイオリンの音楽教室が、年齢、性別、習熟度を問わない合奏団メンバーを募集していたので、人と合わせる機会がないので参加したのです。
目標は地元の大ホールでお披露目。
日本でも珍しく採算面で成功している有名な県立ホールです。
自分の楽譜を弾くのが精いっぱいで、人の音を聴く余裕がありません。
これではいけないと真面目にレッスンに参加していたのですが、
まあなんと参加者の少ないこと。
全員ではいったいどんな音になるのだろうと期待したまま、ついに最後の合奏レッスン。
結果、全員ではなく7割くらいでした。
最後のレッスンではじめましてのご挨拶が飛び交うとは!
プロやベテランではありません。初心者がほとんど。
これはまずいとコンサートに来たいと言ってくれた友人に遠慮してもらうようお願いしました。
猛残暑の中、足を運んでいただいては余りに申し訳ない。
コンサート前日、なぜか気が重く、当日に出かける準備も何だかメンドクサイ。
今まで未経験の大ホールでの演奏というのに、もっとワクワクできないものか?
リハーサルでは特に緊張はなかったけど、指揮者をちゃんと見てなくて出だしでつまずいた。
他にも出遅れた箇所あって、ミス多いなぁとため息。
でも頻繁に裏返るA線が裏返らない。これは奇跡!
それにしても、大ホールは広くて気持ちいい!
そして本番。
だんだん気持ちが前向きになり、最初で最後のチャンスになるかもしれないので愛おしむ気持ちで臨みました。
毎日練習したお陰で、演奏中にライトがまぶしいけど客席を見ることもできました。
すごい快感です。
「アシタカせっ記」を弾いている時、ふと我にかえって「今、こんなホールで弾いている自分」にウルっとなっていましました。
演奏よりも挨拶や振る舞いに反省点が大有り。
姿勢に気をつけてませんでした。
2000人のホールがスカスカ状態なのかと覚悟していましたが、予想以上に多くのお客さん。
お子様が多い音楽教室なので、集客力があるのでしょう。
病みつきになりそうな素晴らしい体験ができました。
企画、楽譜制作、演奏指導、ステージの企画運営、etc
すべてをこなされるパワフルな先生に脱帽と感謝でした。