介護保険 | 姑なんてだいきらい

介護保険

私は夫の両親と同居している。実家の母は内縁の夫がいるものの、書面上は一人暮らしということになっている。


介護保険での不思議。


義母の病院の送り迎えの少し前は全部、私がやっていた。主人は仕事だしお義父さんは年だしと思い、当然だと思っていた。そして、義母の悪い場所別にかかりたいお医者さんが違うのに閉口しながらも、私は、今までの人生、努力で解決でけへんかったことは少ない!とがんばっていた。


そう、ほとんど私はちゃんとやっていた。


ただ、あるとき、義父が入院し、子どもが怪我、実家の母の検査と私自身が子どもの学校の役員があたったことで、どうしてもその月、義母の病院へいく日がとれなかったことがあった。

そのとき、私は社会福祉協議会でやっていた病院の送り迎えサービス、そして、介護保険でのヘルパーさんの病院へのつきそい、など、いろいろ問い合わせをしたのだった。


それも実家の母の病院の付き添いも私がいっているのだけれど、どうしてもこちらの家が優先になるので、私がいけないときがある。その時はヘルパーさんが、病院へ付き添ってくれるので、義母のヘルパーさん、もしくはその手のサービスを利用したいと思ったのだった。


ところが、義母の場合はそうしたサービスは受けられませんとの回答だった。


なぜか。


同居家族がいるから。


同居家族がある方は家族でなんとか、日をかえるなりしてやりくりしてください・・ということだった。


緊急性が高い人から優先という建前はわかる。でも、近所の人は棟を別に親夫婦と子夫婦がすんでいて裏表にいるけれど、その人たちには毎週、病院への送り迎えの車がやってきて、嫁である私の友達は姑の病院の送り迎えをしたことがない。私は世帯を一緒にするということだけで、「あなたがいきなさい」ということだ。いまでこそ、主人が行くようになったけれども当時は、私は頼る当てが無くて途方にくれたのを思い出す。


そして


「このばばあに、私は何年縛り付けられて、生きていかなあかんのやろう・・・そう、私がこの家をほうって出て行けば、役所が面倒見ますということなんや」


こんな家、出て行きたい・・と真剣に思いつめた。