大分での大チェロ・アンサンブル終了後、引き続き九州で行われた僕の5回にも及ぶソロ・リサイタルは、各地で温かい拍手を頂きながら、先ほど無事 終了致しました。

今、最後の公演地 熊本から最寄りの空港に到着して、ビールで独り打上げをしています。


すると窓の外が美しい!



こうして、ひとり打上げする僕の顔を赤く染めるのは、疲れた身体に染み込むお酒か、はたまた夕焼けのなせるわざなのでしょうか?
よく耳にする言葉に、自分を褒めてあげたいとか、自分へのご褒美というのがありますが、僕はあまり好きではありません。しかし今、ひと仕事もふた仕事も終わり、この景色を見ながらビールを飲んでいると、言うまいとする、その言葉が出てしまいそうです。
いい色した夕焼けが、けしかけます。
ほら、言っちゃいなよ、
自分への『ごほおび』って!


ところで話しかわって演奏旅行中というのは、主催者の方と終演後、美味しいお店に行く事もありますが、一方で飛び込みで入ったお店が期せずして美味しかった、面白かったと思い出に残る事もあります。


お会計する窓口、手作り感あって良かったなあ。
最後はラーメン屋なのにお爺さん店主が外まで出て来て、ずっとお見送りして下さいました。あのお姿、目に焼き付いたなあ。

また演奏旅行中、チェロの練習を猛烈にしたくなる事もあるのですよ。
そういう時は、ご当地の音楽スタジオを借りる時もありますが、手っ取り早くてリーズナブルなのはカラオケ!


ここは熊本だから、くまモンのお月見。
クラシック音楽の練習やろうって側からするとカラオケの中って、異文化だしギャースカうるさいですが、なんだか周りからとっても楽しそうな歌声が聞こえてくるので、まあ いいかっ!て感じです。
なんだその言い方!!どっちが元だと思ってんだ!ですよね。

今回、カラオケで練習していたのは、こちらです。


教えている洗足学園で行う中国の作曲家によるチェロ・コンチェルト初演。
この曲、練習を進めていくうちに作曲家に対する共感が日々増していきます。もしかすると、相当 良い曲かもしれません。
本番当日、もし作曲家が来日されたら喜んで頂けるよう練習 頑張らなければ!

ええと、そうじゃないよね?他にも理由あるよね?頑張る理由。もしかして作曲家のお写真が恐そうだからなんじゃないの?(二段目中央、白黒写真)

それ、少しはあります。

まあ、それは冗談として、これはかなり優れた曲なのではないかという手応えを、日々、感じながら練習に励んでおります。

という訳で、九州から帰っても、やる事がてんこ盛り。
ですから今日のところは、自分で自分に向かって「お疲れ様!」とか「ごほおび!」とか言うのは、まだやめておきましょう。
とりあえず、中国のコンチェルトが終わるまでは、おあずけです。