夏が終わります。
それなのに僕は今年、何か夏らしい事をしたでしょうか?
どうもここ数年、せっかくの休みの日を、楽しめずに終わる事が多いのですが、その理由に最近、思い当たる事があるのです。

子供の頃の夏と言えば、入道雲とカブト虫。午前中に計算ドリルやチェロの練習(そんなに小さい頃から習っていたはずないんだけど・・まあいいですね!)を終えた日の、昼からの素晴らしい開放感!

結局、いまだに休みの日となると、あの頃の夏の青空を追い求めているのかもしれません。
子供の頃って一日が長~いし、大人になると、その日の宿題が終わったところで、また翌日のが、どうせあると知っているから、子供のように無限の開放感に浸る事は出来ないし。

そんな事言っていると、夏が終わるよ・・
という訳で、夏休み最後の日の夕方、ようやく重い腰を上げて、久しぶりの釣りに行ってきました。

物凄い強風で


防波堤の表側は危険なので、僕は内側の本来、黒鯛があまり釣れない場所へ。


だ~れもいません。写真では分かりにくいですが、風がものすごく強く、背後の堤防にドーンとぶち当たった大波の塩辛い飛沫が、防波堤越しに頭上に降ってきます。しかも間もなく日が暮れるので、そうすると真っ暗な中でひとりぼっちです。

大風と波のゴーーという音で、精神的にめげそうで辛いです。
今すぐにでも、風のない静かな室内に逃げ込んで、シャワー浴びて、ぐでぐでとテレビでも見たい。
はあ?好きな事しているのに、何をやめたがっているの?
そうだ、好きな事やっているんだった!ああ、楽しい!楽しい!!
などと心の中で自問自答を繰り返します。

昔、若かりし頃、自分のボートを漕いで渡らないと行かれない、沖合いにある防波堤で釣りをしていると、いつの間にか、どこからか現れたお爺さんに、ここの堤防は、この堤防の上を波が越えるくらいの大荒れの日に大物が釣れるんじゃよと言われたので、後日、本当に物凄く大荒れの日にボートを、うんこらしょと漕いで渡って釣りをしていたら、大波一発!ロープで縛り付けておいたボートは無事でしたがオールが流されてしまいました。仕方なく、ボートの上に仁王立ちして「ムササビ」の原理よろしく自らに風を受ける事により、からくも岸に戻れたという経験があるので、大荒れの日には大物が釣れるらしいを励みに、この日も20時まで頑張りましたが、タイムアップで何も釣れないまま終了。
というか、近くのスパの閉店時間を事前に調べてあって、それに合わせて釣りをやめるという、軟弱な計画が既に立てられていたのでした。
ですから、どんなにドロドロな気持ちになっても、最後はスパでさっぱりさ!という大人な結末ありきです。
大人は600円の入浴料で、救われる事を知ってしまっていますからね。

風呂上がりに強風が、気持ちいい!!
子供の頃のような無限の開放感や、若かりし頃の無鉄砲な冒険を成し遂げた恍惚はありませんでしたが、僕の夏休みは、安全で、ささやかな開放感を味わって終わったのでした。

さて帰りには、ジャージにサンダルというコスプレ?でラーメン屋にでも寄って帰ろう!
(普段、そういう格好でウロウロしないので別人気分が味わえる)